僕と本と未来

本を読んで感想などを書いてます。

理想が高い人に思う事と、どう生きるか

理想が高いということはしんどい。しかし、理想が高いことが悪いことではないと思うしむしろ良いことなのではないかと思う。だけど、理想に近づくには小さなことから始めて順々に大きくして理想に近づけなくてはいけないのだと思う。

 

 

 

僕自身も理想が高すぎて、しんどくて理想に関して世の中と折り合いがつかなかったし、周りの人とも折り合いがつかないことが多かった。理想が高すぎる人は折り合いをつけるとか、少し妥協するという考えがものすごく苦しいし辛すぎる。

 

 

よく世間では「若いころは理想が高いものだよ」というのを聞くが、それは少し違うのではないかと思う。モラトリアム期間などは自分探しなどが流行ったり、暇だったりするので、理想を持って熱く語ることなどは多いのだろう。

 

 

ただ、若い時に理想を熱く語っている人たちの中には、時間が経つにつれ、理想を語らなくなったり、小さくなって理想を語っていた日々がなかったような面影になる人も多いのだろう。こういう人たちを世間では「若いころは理想が高いものだよ」という人の典型なのだろうが、僕はそんなもの理想ではないし、嫌な言い方をすると、ただの暇な期間のかっこいい寝言なのだと思う。

 

 

環境が変わったり、長い年月が経ったくらいで理想を語らなくなったり、妥協するような人はそもそも本当の理想など持っていないと思うし、一時に熱く語って忘れるようなものは僕は理想とは認めるつもりはない。

 

 

なので本物の理想が高すぎる人というのは、自分に正直に妥協することも、うまく折り合うこともできない人なのだと思う。しかし、そういう理想を持つとしんどすぎるし、自分に期待しては絶望したり、自分を苦しめてしまうことも多い。

 

 

そして、そういう人に他人からの理想に対するアドバイスというのは効き目がないし、同じ心境の人ではないと分かり合えないと思う。なのでしんどくて絶望感を抱いている人もいるだろう。

 

 

僕は結局そういう人は理想に近づくことを小さいことから今すぐ始めることしかないのだと思う。初めはそういう考えに馴染めないし反発してしまうと思うけど、結局いくら理想があったところで行動を起こさなければ何も変わらない。いくら途方もなく長い道のりになるかもしれなくても小さく始めなければならない。

 

 

だってなぜ僕たちは理想を語るのか?それはたぶん変えたい部分だったり、おかしいと思う部分を変えたいと思うからではないか?はっきり言うが思っているだけじゃ何にも変わらない。語っているだけじゃ何にも変わらない。それは歴然とした真実だ。不満を言っているだけじゃ変わらない、他人を攻撃したって変わらない。理想を語るのであれば、語って自己満足して、自分はすごい人間だなんて酔いしれてはいけない。

 

 

理想を語るのであれば、理想を叶えるために小さいことからでもいいから行動しなければダメだ。理想が高い人は大きなことから始めなければいけないと思ってしまうけど、そう考えると行動するのがしんどくなってしまうし絶望してしまうだろう。ただ、物事は初めは本当に小さなことから順々に大きくなっていくものなのだ。

 

 

だから始めなくてはいけない。自分を救うためにも小さなことから始めなくてはいけない。いくら優しい他人が優しい言葉をかけたり、愛情を示してくれたとしても、自分は絶対に救えない。だから理想が高すぎる人は自分を救うためにも理想に到達するためのことを今すぐ始めればいいのだと思う。

 

 

始めてみれば活き活きしてくるし、確実に理想に近づいてくると思う。そして活動を開始するにあたって、覚悟を決めることが大事だ。新しいことを始めると、大体の人は反対してくるものだ。でもそれはどうってことはない。「現実を見ろ」「それは無理だろ」といってくる。しかし、そんな実態のない戯言に耳を傾けてはいけないし、そんな言葉で諦めてしまうのであれば、自分の理想はそんなちっぽけなものだったのだと理解したほうがいいだろう。

 

 

世の中には現実主義者と理想主義者がいるが、前にテレビでやってたのを見たら、男性は理想を考え、女性は現実を考えやすいという性質があるらしい。ある程度そういう特性はあるといえ、現代は現実主義者ばっかりなのではないかと思う。

 

 

そして理想も持っている人は何か浮世離れというか、現実的でないみたいな印象を持っている人も多いと思うし、そういう風潮は僕は嫌だけど仕方がないと思うし、理想を持っている人の理解者はそんなに多くない。

 

 

まあ、世の中そんなもんだし、現実主義者はお互いに現実的に楽しく暮らせばいいと思うし、理想主義の人はそういうのを受け入れるしかない。そして理想を持って行動をしている人を白けて見てくる人などは、適当に受け流すしかない。残念ながら世の中はそういう人の割合が多いことは普通に生活していればわかるがそれも受け入れることだ。

 

 

必ず、本当に理解し合える人というのは、行動を起こしていけば会えると信じるしかない。そうやって必ず何かしらの希望を抱いて生きていけばいいのではないだろうか。そして理想を持って何かを成し遂げた人も誰もが初めは理解されないものだ。しかし、自分を信じ続けて希望を抱いて行動し続けていけば、何かを成し遂げても、途中で終わってしまっても本当の理解者とは出会えるのではないか?と思う。というか人生はそういうふうにうまくできていると僕は信じている。とにかく理想が高いことはいいことだと思うので、自分を信じて希望を持ち小さなことから今すぐ始めればいいのだと思う。

 

 

 理想が高い人へのおすすめ本です!!僕の好きな吉田松陰、理想が高くていろいろ考えた人は吉田松陰は絶対読んだ方がいいと思う!!

覚悟の磨き方、この本すごい良かった。吉田松陰の入門とかでもおすすめできる。

この本は、誰よりも熱い幕末の天才思想家、吉田松陰の名言を心、士、志、知、友、死という項目に、ふさわしい松陰の言葉を列挙している本だ。とにかく、この本を僕は読んで感動したし、志の大切さを改めて思い知ったし松陰を大好きになった。世の中の人や特に経営者はなぜか坂本龍馬ばかりを支持していて(坂本龍馬はすごいし、尊敬するけど、僕にとっては松陰かなあ)、どいつもこいつも同じだなあ(龍馬ファンの人すみません、僕も龍馬大好き)と思っていたのだが、この本を読んで吉田松陰は型破りで異端で正直で一生を通して自分を貫いたところがカッコいいと思ったし、松陰を知りたいと思う人のきっかけに良い本だと思う。

 

他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!!