僕と本と未来

本を読んで感想などを書いてます。

僕が好きなおすすめ小説ベスト13をランキングにしてみた(2016年版)

これから僕が好きな小説13冊をランキングにして紹介します。僕自身小説はそんなに大量に読んでいるわけではないので、もっといろいろ読んでみたいと思っているのだけど、今の段階で僕が読んで面白いな、好きだなと思った小説を紹介します。小説を読みたいのだけど何かないかなと思っている方には参考にしていただけると嬉しいなあと思う。

 

 第1位 砂漠

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

 僕が大好きで何回も繰り返し読んだ小説。伊坂幸太郎さんの本はみんな好きだけど、断トツで砂漠が好きだ。やっぱりこの小説の魅力は登場人物の西島だ。僕は西島がかっこいいと思っているし、どこか憧れがあるのだろう。そして西島のことをブログにも書いたので読んでみてほしいなあと思う。


 第2位 海の底

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は凄絶な戦いを強いられていく―ジャンルの垣根を飛び越えたスーパーエンタテインメント。

有川浩さんの本は一時期すごいはまっていろいろ読みまくっていたのだけど、海の底はすごい好きな本だ。 有川浩さんの小説は登場人物をはじめ、脇役までもがみんな魅力的だ。ストーリーもすっごく面白かった。

 

 第3位 島はぼくらと

母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なこと―すべてが詰まった傑作書き下ろし長編

爽やかな青春小説なのだけど島特有の雰囲気や風潮などもしっかりと表現されている。4人の高校生を始め様々な登場人物が様々な思いを胸に日々を生活していく。読み終わった後に心が温かくなった。すごい読みやすい作品なのでおすすめです。 

 

 第4位 蹴りたい背中

長谷川初実(ハツ)は、陸上部に所属する高校1年生。気の合う者同士でグループを作りお互いに馴染もうとするクラスメートたちに、初実は溶け込むことができないでいた。そんな彼女が、同じくクラスの余り者である、にな川と出会う。彼は、自分が読んでいるファッション雑誌のモデルに、初実が会ったことがあるという話に強い関心を寄せる。にな川の自宅で、初実は中学校時代に奇妙な出会いをした女性がオリチャンという人気モデルであることを知る。にな川はオリチャンにまつわる情報を収集する熱狂的なオリチャンファンであった。 

 

 綿矢りささんが19歳で芥川賞を受賞した作品。この作品は日常に息苦しさや感受性の高さ上に悩んでしまうようなことを多く感じてしまう人は是非読んでほしいと思う。僕は綿矢りささんの本で蹴りたい背中は最初に読んだのだけど読み始めて衝撃を受けたし本当に素晴らしい小説だと思った。少し前に綿矢さんのことを少しブログに書いたので良ければその記事も読んでみてほしいと思う。

 

第5位  三日間の幸福

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。

 生きることや幸せとは何かについて考えさせられる。社会に絶望したり、社会なんてクソだって思った時などになんか小説読みたいって思ったら手に取ってみてほしい本だ。生きる価値ってなんだろうって深く考えさせられる作品だ。

 

 第6位 下町ロケット

お前には夢があるのか? オレにはある」

研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた――。

 

夢を持ち続けることの大切さを教えてくれる本だ。テレビドラマでも下町ロケットは放送されていたけどほんとに素晴らしかった。 心が折れそうになったり、夢を諦めたくなった時には是非読んでみてほしい作品だ。

 第7位 すべてがFになる

孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

 様々なことを考えさせられる世界観も楽しめるミステリー小説。人生や生きることについて深く考えさせてくれる。哲学が好きだったり、合理的に考える癖がある人などは楽しめると思う。

 

 第8位 おくりびと

チェロ奏者の大悟はオーケストラの解散で失業し、故郷の山形に帰る。そこで見つけたのは「旅のお手伝い」をするという求人広告。面接に訪れてみると、それは「安らかな旅立ちのお手伝い」をするの間違いで、ご遺体を棺に納める納棺師の仕事だった。予想外の厚遇に働くことを決意する大悟だったが、初めて目にするご遺体の前で、最初は戸惑うばかり。新しい仕事のことを詳しく話していなかった妻にも大反対され、彼女は家を出てしまう。新人の納棺師としてさまざまな人びとの別れに立ち会ううちに、自らの生き方にも目覚めていく大悟だったが、やがて彼の身近でも……。

 おくりびとは本当に感動して涙が溢れ出てくるような作品だ。映画でも見たのだけどすごい感動した記憶がある。納棺師のことや普段知らないことも学べてすごい良い作品だ。

  

第9位  ペンギン・ハイウェイ

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした―。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。

めちゃくちゃロジカルな小学生とペンギンを作り出せるお姉さんとのやりとりが面白い。こんな小学生いるかよって思うけどすごい楽しく読めた。 

 第10位 阪急電車

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

 僕が高校生の時に何回も読んで大好きだった有川浩さんの阪急電車。乗り合わせた乗客の様々なドラマが展開される。有川さんの小説に出てくる人物は本当に人間味があって魅力的なところがいいんだよなあ。

 

第11位 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。

僕は村上春樹の作品をまだそんなに読んではいないけど、色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年はすごいよかった。読みながら勉強になるところも多かったし、するどい考察や考えさられることも多かった。そして村上春樹の文体はやはりいいものだなあと感じた。

 

第12位 容疑者Xの献身

天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。

石神と湯川という天才同士のやりとりもすごく面白い。様々な思いを抱えながらも日々をいきていく様子に感動した。東野さんの作品の中で僕は一番好きな小説だ。

 

第13位 キッチン

私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う―祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中であなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。“吉本ばなな"のすべてはここから始まった。

僕はこの小説をよんで様々な感情を味わった。息苦しさや切なさや、絶望や孤独感、人の温かさや優しさ。この本が長く売れ続けている理由がキッチンをよんでわかった。なのでよんだことない人には自信を持っておすすめできる小説だ。

 

以上で僕が好きなおすすめ小説をランキングにしてみたのですがいかがでしたか?僕自身小説は大量に読んでいるわけではないので、今後は様々なジャンルや作者の小説をたくさん読んでいきたいと思う。この文を読んでくれた方の一番好きな小説も教えてほしいなあと思う。そして小説何か読みたいなと思っている方の参考にしていただけたら嬉しいなあと思う。

 

 

他にも記事を書いたので良ければ読んでほしい!!