本は10冊同時に読め!
著者は元日本マイクロソフト社長で書評サイトHONZの代表をしている成毛眞さん。
成毛さんが行っている読書の方法は「超並列」読書術というもので、場所ごとに読む本を変え、一日の中で何冊もの本に目を通すというものだ。
超並列読書術では読む本のジャンルはバラバラがいいと著者は言っている。
ビジネスマンの場合、あらゆる本を読んで脳のあらゆる部分を刺激させたほうが、仕事に必要な感性が磨けるのである。新しいアイデアは、そこから出てくる。
確かに専門分野ばかり読んでいると固定観念に縛られてしまったりして、バランス感覚や多角的な視野を持つことができなくなってしまうだろう。そして多様なジャンルの本を読んでいけばその人独自のアイデアや思考を身に着けられると思う。
だから、僕も少しずついろいろなジャンルの本などにも挑戦していこうと思う。
この本では読書についての考え方などを成毛さんの視点で書いてあって本当に面白い。僕がこの本で印象に残ったところを紹介しようと思う。
本を読まないと、今現在のことしかわからない。だからみんなと同じ生活を送る道しか見えないのだ。歴史や文化を知れば現在がすべてではないとわかるはずだ。同じ現代であっても、国が違えば生き方は無限にある。自宅の寝室にいながらあらゆる時代・場所の生き方を追体験できる読書はあなたにさまざまな生き方の可能性を示してくれるはずだ。
本を読むことによっていろいろな選択肢があることが分かったり、自分なりの哲学や意見を持てるようになると思うから読書は素晴らしいし楽しいなと思う。
この本では本の選び方や成毛さんが参考にしている評論家、おすすめの本なども載っていて大変参考になる。この本を読んで、僕は普段だったら選ばないような本にも挑戦して自分の幅を広げ、多角的な視野を身に着けていこうと思う。