僕と本と未来

本を読んで感想などを書いてます。

気の持ちようの幸福論

著者は元TBSアナウンサーで現在はラジオ、テレビ、雑誌など多様なメディアで活躍中の小島慶子さん。この本ではメディアのことや世間のことや人間関係のことなどについて小島さんの視点で書かれていて、いろいろなことを考えさせてくれて、心が温かくなる本だ。

気の持ちようの幸福論 (集英社新書)

気の持ちようの幸福論 (集英社新書)

 

 小島さんは親との関係などでたくさん悩んでいた時期が多かった人で、この本を読んでいると、少し力を抜いてもいいし、もっと気楽に生きてもいいんだよということが伝わってくる。やっぱり生きていく中で辛いなあとか苦しいなあとか思ってしまうことってたくさんあると思う。そんな時にこの本はつらい人などの助けになるんじゃないかなと思う。

 

 

きっと、どこかでガッカリすることを引き受けなきゃいけないんですよ。ガッカリするのは失敗だ、ガッカリするということは不正解だ、と思うから、希望が語れなくなるんですね。でも、生きていると、どうやってもガッカリするわけですよ。どうせガッカリするんだったら、希望を持ってガッカリするほうが、正解探しの不毛な旅のなかでガッカリするよりは、ずっとましだと思います。

 

 

僕たちは小さい頃から正解を選べと社会や周りから自然と洗脳されていて間違えないように生きている人が多いと思う。でも今現在なにが正解かなんか誰にもわからない。別に失敗したっていいし、間違えたっていいんだって思う。だから正解を探そうとしないで自分がやりたいことをしていこうと思う。

 

 

希望を持っていればガッカリしてしまうことも多いけど、できない自分や失敗してしまう自分を許して、それでも希望を持ち続けて生きていきたいと思う。

 

 そこに空気がある、水があるということと同じように当たり前だと思っていたことが、じつは自分を閉じ込めている価値観だった。

 

 

生きていくなかで自分を苦しめているものの一つに自分が当たり前だと思っている価値観がある。あれはダメだ、親のいう事は絶対だ、など自分が当たり前だと思っていることが自分を苦しめていることもある。もしそのような価値観のせいで自分を苦しめているなら少しずつ手放していこう。

 

 

そして、みんなが多様性を認めて幸せな社会になればいいと思う。小島さんの本をよんで心が温かくなったし、興味がある人は読んでみてほしい。

気の持ちようの幸福論 (集英社新書)

気の持ちようの幸福論 (集英社新書)