僕と本と未来

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僕が考える会社組織の理想

僕は会社は手段だと思う。自分が考える社会にとって本当に必要な事、社会にとって本当に大切なことを実現するための手段として会社は存在すべきだと思う。

 

 

社会にとって本当に大切な事とは、よくある建前的な社会貢献というものではない。

本当の意味での社会にとって大切な事である。その人が心の底から、社会にとって本当に必要だと思うこと、信念や志を持って実現しようと思う事である。

 

 

そのような組織に上下関係は存在しない、年齢や肩書き、男だから、女だからということも全く関係ない。そして誰もが対等であるべきだ。社長だからといって偉そうには絶対にしない。社会にとって本当に大切なことを実現するという同じ目標を抱えた人たちが力を合わせて、その会社に集結し、団結して最善を目指すのが会社というものだ。

 

 

例えば、よく社会では上司は部下に上司だからという理由で教える必要があるし、上下関係というものが存在する。僕はそんなものいらないと思う(もちろん今現在、存在する大きな組織では必要だと思うが)

 

 

上司だから教えるのではない。社会にとって本当に大切な事を実現するための同じ土俵に持っていくために自ら教えるのだ。議論の最前線のところに到達させるために教えるのだ。それが正しいあり方だ。

 

 

僕が理想とする会社では年齢やその会社に何年務めているなんてことは全く意味をもたない。その会社の定める目標にとって最善の案が採用され、実行されるだけなので、そんなくだらない年齢や性別、その会社に勤めた年数などはまったく関係なく、最善の案を出したものを称賛する。そして最善の案を出すためには上下関係などは弊害になると僕は考える。

 

 

そもそも、僕はそんなくだらないことを社会が多く採用していることに疑問を持つ(まあ、これは搾取しやすかったり、反発するものを抑制し、管理しやすいのだろう)、上下関係がいいアイデアを生むとは思わないし、経営の行く末を決めるのが組織のほんの一部の人の意見で決まるのは最善ではないと考える(これには例外があり、ものすごくいいアイデアを持ち、頭が切れる人材がいて、周りが当事者意識のないものばかりの場合などはその限りではない)

 

 

やはり現実では、本当に社会を良くしようと思って立ち上げた会社はそれほど多くない。人を雇っているだろ、法人税とかも払ってるんだから社会に貢献してんだよ!という意見もあるだろうが、それは当たり前だし、そうだと思うが、僕はそんな次元の話をしているのではない。

 

 

僕の考える理想の会社では、社長(一番初めにその志を持ち、会社を起業した人)が理想の会社を作るためにいろいろ工夫しなければならない。まずは、社長は偉そうにしてはいけないし(勘違いして偉そうにしてる起業家っているよね)、一人一人を尊重する。そして上下関係や肩書き、年齢、性別などは関係ない、というか、そんなの当たり前だよねって感覚的に分かっている必要がある。

 

 

人を採用(採用という言葉があんまり好きではない)する場合、でも社長は選ぶ立場ではない、お互いにたくさん話あったり、一緒に働いてみたりして感性や感覚があう人でお互い気持ちよく合意できた場合のみ、「一緒に目的のために働きましょう!」といい会社の一員になる(違和感があってはならない、価値観がすりあわないのであれば働けない)。なので、そこには上下関係は発生しないし、雇っていただいているみたいな感覚は社員の人には発生しない。

 

たぶん採用担当の人などは能力を見抜いてやろうとか、自分が選ぶ立場だと思っている人が多いのだろうけど、なんでそんなふうに感じるのだろうか?まあ仕方ない、組織に長く属している人とかだとそれが当たり前だと思っているのだろうし、ビジョンとかがちゃんとしてなかったりするのだろう、まあ、あくまで僕の考える理想とはかけ離れている。

 

 

そして僕の考える理想の会社を作るためには社長はアイデアを出しやすい環境にしなくてはならない。社長は必ずすべての会社の一員とたくさん話して、何でも意見を言いやすい環境にする必要がある(これは大体20人くらいまでかな・・その後はまだ考えていない)

 

 

そして例えば会社では決まった時間に社員一人一人がアイデアを発表する時間みたいなものを固定で仕組みで作ったり、そもそも服装は自由だし、アイデアのために、どこかに出かけるとか、気分転換するとかも自由だし、そもそも、労働時間も短くて良い。何時から何時まで働けなんて決まりはない(ただ多くの時間をもしも働きたいとかであれば金銭的対価は多く発生する)。基本的に目的達成のためにすることであれば自由だ、これは言うまでもない、そもそもその事をわかった上でこの組織に入ってくる(これは社長との感性や感覚が合うという時点でそのようなことが分かっている人だからだ)

 

 

もちろん利益は大切だ。社会にとって大切なことをしている人ならば、生活できれば十分だろって考える人もいるらしいが、そんなのナンセンスだ、ありえない。

素晴らしい価値を提供しているのであれば正当な対価は発生すべきだし、困窮してはならないと僕は考える。

 

 

このような会社を作るのは大変だと思うかも知れない(僕も大変だと思う)

でも、だからと言って、仕方ないと言って諦めるのもおかしいし、そのような会社を作るために努力をしたりしていくのが良いのではないだろうか。

 

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