僕と本と未来

本を読んで感想などを書いてます。

サンタクロースはいるのか?

 

最近、友達と「サンタクロースの事いつまで信じてた?」という話で盛り上がった。

サンタクロースはいるのだろうか?この疑問は誰でも小さい頃はあったのではないだろうか?

僕は小学校6年生くらいの時まで本気でサンタクロースはいると思っていたし、小学校3年生くらいの時には僕なりのサンタクロースはいるという根拠も結構あった。

サンタクロースと小人たち (マウリ・クンナスの絵本)

サンタクロースと小人たち (マウリ・クンナスの絵本)

 

 たぶん大多数の人が親からサンタクロースはいると教えてもらい、小さい頃は純粋にサンタクロースはいると信じていたと思う(僕の友だちに一度もサンタクロースを信じたことはなかったという人もいるが・・)。

 

 

僕もずっとサンタクロースは本当にいると信じていた。しかし小学校3年生とかになると学校では「サンタクロースなんているわけないじゃん。」という主張をする友達も結構多くなってくる。

 

 

雰囲気的には、サンタクロースを信じている子も口に出して「サンタクロースはいると思う」と主張しずらくなってくる。

 

 

僕も初めはサンタクロースはいないという友達の意見は衝撃だったんだけど、なんか「サンタがいるということを信じている」ということを言いずらくなる雰囲気はイヤだった、だから僕は友達の前でも「サンタはいると思う」と主張していた。

 

 

なぜ僕が小学3年生の時、なぜサンタはいると思っていたのかというと、

・親は「サンタはいるよ。」といっていた(小学校3年生とかだから親の事はほとんど信用すると思う)。

・僕のサンタについてのいろいろな質問にも親が上手く対応してたというもの。

・親からはクリスマスプレゼントをもらっていたから。

・サンタさんに欲しいプレゼントを知らせるために紙に書くんだけど、親が紙を見に来る様子を目撃していなかったこと。

・クリスマスツリー近くにお菓子やミカンを置いておくと、次の日食べた痕跡があったこと。

・サンタクロースからの手紙が送られてくること(トナカイの事などが書かれていたから本物だと思った)。

 

 

ただ、友達に示す根拠がなかったから、サンタを捕獲するか、ビデオ(写真だと信用力が少ない)でとればいいと思いついた。ただ僕もサンタについて謎な部分は結構あった。

 

 

例えばトナカイは飛ぶのかどうか(普通のトナカイではないのか?)、サンタは煙突から入るらしいという知識があったんだけど、僕の家に煙突はないからどうやって入るんだ?ということだ。ただ煙突の事に関しては、なぜか小学校3年の僕にはサンタは透けて入ってくるのではないかという仮説があった。

 

 

サンタクロースが来る日、僕はサンタを捕獲しようと考えた、ビデオで撮ろうかとも思ったんだけど使い方が分からなくて断念したのを覚えている。まず僕の弟を誘い、二人で交代しながら見張りをすることにした。そして具体的には覚えていないんだけど罠も何個か仕掛けた。そして毎年サンタが食べていくお菓子や、ミカンを大量に用意しサンタクロースの滞在時間を少しでも長くする作戦もした。

 

 

まあ結果はすぐに二人とも眠くなって、サンタ捕獲作戦は失敗になってしまった。まあその時は残念だったんだけど、僕はそれでもサンタはいるんだろうなって小学校6年生くらいまで思っていた。

 

 

僕がその時サンタについて思っていたことは、信じている子(親もサンタを信じている)のところには本物のサンタが来て、信じていない子(親も根本は信じていない)には親がおもちゃ屋でプレゼントを買っているのではないかと仮説を立てていた。

 

 

まあ今となっては良い思い出だったと思う。

 

 

ここで少し話は変わるんだけど友だちと話したのはなんで親たちはサンタクロースはいると信じ込ませるのだろうかということだ。まあたくさんの理由やいろいろな価値観や考え方があると思うんだけど、一般的には物理的な証拠がないモノでも信じる心を養うみたいなことじゃないのかなと僕は考えた(この考えが一般的なのかはわからないし、物理的な証拠とかを考えている人が多いのかも疑問だけど)。

 

 

僕はこの考えはけっこう良いんじゃないか、と思うのだけど、僕が少し心配なのはサンタを本気で信じてきて、いないと分かったときの絶望感みたいのはないのかということだ。(心配しすぎかな、たぶんないか)

 

 

全然まとまらないし、変なこと書いてしまったような気もするんだけど、

僕が思うサンタクロースのいいところは『目に見えることだけがすべてじゃない』ということを感じさせてくれることだと思う。

脳科学者の茂木健一郎さんが「ひらめき脳」という本で、世の中にはセレンディピティ(偶然の幸運)が存在していて、日本人ノーベル賞受賞者の人も少なくとも3人はセレンディピティと呼べる偶然が介在しているといっているし、そのような偶然の幸運のような目に見えない世の中の不思議な部分もあるんじゃないかなと直観的に理解できる感性みたいなものは重要なのかなと思った。

 

やっぱりサンタクロースは素晴らしい!!

 

サンタクロースっているんでしょうか?

サンタクロースっているんでしょうか?

 

 

他にも本や映画の感想などを書いているので良けれはみてほしい。

はじめて哲学する本 依存について 死について - 僕と本と未来

「設定が面白い」と思うおすすめの映画を選んでみました! - 僕と本と未来

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? 資本主義から信用主義へ - 僕と本と未来