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僕と本と未来

本を読んで感想などを書いてます。

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? 資本主義から信用主義へ

読書 僕の考えや思うこと 社会や風潮について

この本はピカソゴッホの本ではない。「お金」についての本である。今現在、僕たちのお金は日本という国家の信用によってお金が生み出されている。しかし、これからは国家という枠組みが絶対的でなくなり、グローバル企業や個人の紐帯(ネットワーク)の威力が増してくることによって、個人や企業の信用によってお金が生み出されることになる。

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

 

 今現在、僕たちのお金の信用を担保しているのは何か?それは日本銀行のような各国の中央銀行がお金を管理し発行していることからもわかる通り、お金の信用は国家が管理しているということだ。

 

ここでお金の歴史を振り返ってみる。

 

お金が生まれる以前は物々交換だった。これは想像すればわかるように多大な努力を必要とする。その後、物と物を円滑に交換する道具としてお金が生まれた。そして貨幣経済が始まった。そして現在は僕たちがお金に価値があると思っていることが価値になった。

 

お金に対する執着が広まった結果、人は、さまざまな仕組みをつくり上げ、お金は、実質的な価値や信用の裏付けなしにつくられるようになった。

 

そして現在のお金は国家の信用に基づいているが、これからは国家のあり方が絶対的でなくなってくる。経済的な面だと日本などは破産状態にあるし、英語使用者が2009年に20億人を突破している。そしてLCCの発達により人々は国家の枠を超え簡単にいどうできるし、アマゾンなどを使えば個人でも世界からあらゆるものを簡単に入手できる。

 

人や資材の移動、そして文化についてさえも、人びとはますます国家という枠組みにとらわれることがなくなってきた

 

 このようになってくると国家がお金の信用を担保するのが難しくなってくる。

 

 

そして著者は世界は3つの層で出来ていて第一層に国家、第二層に企業(グローバルカンパニー)、第三層に個人間の紐帯(ネットワーク)があるという。国家とは政府に統治されている地域コミュニティーのことだ。

 

 

そして第二層の企業(グローバルカンパニー)の存在感は2010年の世界のGDPのトップ100のうち4割以上を占めていることからも分かる通り想像以上に大きくなっている。

 

実際、アフリカの小国が発行する通貨よりも、トヨタやウォルマートが共同して発行するお金のほうが信用力が高いことが分かる。

 

そして僕たちが使っている企業のポイントカードなどは立派な企業通貨だ。そして企業通貨は現在では数兆円にのぼる額が発行されている。そして日本における企業通貨の発行主体は少なくとも約2000万人以上の会員を有しているというのだ。

 

 

そして第三層の個人の紐帯はネットによってものすごい影響力があるものになった。

ソーシャル・ネットワークは個人間の紐帯を明らかにし、強固にし、組織化し続ける。早晩、ウェブは我々の「履歴書」となり、個人の「信用」の源泉になるだろう

 

 

そして著者がいう個人の信用とはツイッターのフォローワー数やフェイスブックのいいね数をはじめヤフオクの他者からの評価、言葉使い、容姿・外見、住所、年齢などだ。

 

 

このことからわかる通り、将来のお金は個人や企業の信用に基づいてお金が生み出されるようになるとわかる。そして信用主義時代が到来する。

 

 

まず、貨幣の発行についての覇権が、国家から個人や企業に移りつつある。すると人びとは、各々の信用を母体として、価値の交換を直接行ったり有形・無形の独自の通貨を発行していく。

 

 

そして貨幣を省略した物々交換が復活してくる。インターネットの発達によって貨幣を使うよりも直接、物々交換するほうが合理的だからだ。

 

ありとあらゆるモノや価値がネットワーク上ですぐにみつかるため、互いに必要としているものを瞬時にマッチングすることができる。

 

 

ただ、お金は無くなるわけではなく、お金は今後も主要ツールとして存在する。しかし、これからは個人として自ら価値や信用を想像することが大事になってくる。

 

そして信用主義社会において信用をお金に変える環境が整いつつある。例えばクラウドファンディングなどは代表例だ。

 

 

そして非貨幣経済の割合も増えてくる。

 

著者がフェイスブック上に立ち上げたGIFTというサービスは非貨幣経済だ。このサービスでは友達同士で、自由にモノや知識をシェアしたり無料であげたり貸したりできるサービスなんだけどGIFTは信用の土台があった上での価値交換なのだ。

 

そしてこれからはコミュニティーへの投資が最強だと著者はいう。

 

これからのコミュニティの土台は場所でも仕事でもない。その人が何を考えているか、何を大事にするか(美意識)といった軸でつながっていくようになる。

 

 

全然うまくまとまらなかったんだけどとにかく僕たちは個人の信用を高めることが重要になってくるんだ。著者は信用を築くために大切なことをこのように述べている。

 

信用を築くために大切なのは、エゴを減じることや謙虚さを養うことである。優秀さとは能力と謙虚さのかけ算なのだ。

 

 

僕もいろんな人から信頼してもらえるような人になりたいし、なっていきたいなと思う。そのためにも、謙虚さを忘れずに、能力なども向上できるように日々頑張りたいと思う。この本はこれからの経済の事やお金の事などが分かって勉強になった。ピカソのエピソードなども面白かったので興味が出た人などがいたら読んでみてほしいと思う。

 他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!!