僕と本と未来

本を読んで感想などを書いてます。

未来の働き方を考えよう

著者は社会派ブログ「Chikirinの日記」を運営しているちきりんさん。

この本では未来の働き方について著者の考えや提案が素晴らしく、いろんな人に読んでほしいと思った。そして今まさに社会が大きく変わっていく中で働き方を考えていくという事が大事だと思う。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 

 この本の中で僕が印象に残ったところを紹介しようと思う。

社会が大きく変わろうとしている中、従来通りの働き方を続けることに疑問を持つ人が増えています。「大学を出た直後に一流企業に就職し、一生転職をせず、辞令に従ってひとつの企業で定年まで働く」という定番の成功コースを、敢えて選ばない若者も目立ち始めました。日本を代表する大企業が、長年会社のために忠誠を尽くしてきた働かり盛りの社員をリストラする時代では、それも当然なのかもしれません。

 

今の時代は大企業でも倒産する可能性は十分あるし、リストラをする大企業も多い。

少し前までは大企業を選ぶという事は合理的な選択だったけど、今は大企業を選ぶのが合理的かは僕は疑問だ。実際、大企業はネットが普及した現在昔ほど優位性がなくなっているし、官僚的な組織も多いと思う。そして僕が大企業に入る最大のリスクは稼ぐ力が身につきづらいことだと思う。

企業規模が大きくなると、自分の給与が「何が何個、売れた利益に相当するのか」わかっていない人が増えてきます。

 

これからは会社に属していても、自分は会社に属していなくても最低限生活するお金を稼ぐことが出来るということが非常に重要だと思う。

組織にしがみつくのは、これからの社会の変化を考えると、必ずしも賢い生き方ではありません。

 

僕が重要だと思うことは最終的に自分の給与となるお金がどのような経緯を得て入ってくるという事を日ごろから意識していくことが重要だと思う。そしてコンビニやレストランとかでもアルバイトが何人で経費がこのくらいかかってなどと、どのように利益を確保しているかを考えていくことが大切だ。

 

そしてちきりんさんは職業選びのポイントは需給ギャップだという。

 

例えば弁護士や会計士は就職難に見舞われているというけど、それは当たり前の話で求めている人に対して提供する人が多すぎるからだ。それにくらべて介護などは求めている人が多いのに提供する人が少ないから職探しに困らない。

 

そして需給ギャップは職業選びに限ったことではないので需給ギャップを意識しながら生活すると新たな発見があると思う。

 

この本を読んで働き方についてたくさんの事を考えることが出来て良かった。

これからの時代はどのように働いていくかを考えていくことが非常に重要なので、興味がある人は是非読んでみてほしい。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
 
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