僕と本と未来

本を読んで感想などを書いてます。

2016年に読んだおすすめのビジネス本11冊をランキングにしてみた

これから僕が2016年に読んだオススメのビジネス書を紹介しようと思います。まあ、これから紹介する本は、僕にとってよかった本なので偏っているし全く本の趣味が合わない人が多くいることが容易に予想できるが、僕の自己満足として独断と偏見でビジネス書に限ってランキングにして紹介する(ブログなんだから偏ってても許してほしい)。

 

1位 社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門

貧困や格差、高齢化など、私たちを取り囲む社会課題は尽きない。そうした課題を解決するための手段の1つとして注目されているのが「ソーシャルビジネス」だ。病児保育を行う認定NPO法人「フローレンス」を2004年にたちあげ、日本の社会起業家の若き旗手としてニューズウィーク「世界を変える社会起業家100人」にも選ばれた著者。本書では、起業当初から現在に至るまで、10年以上にわたる著者の軌跡を初めて具体的に明かしていく。社会課題を解決するための「仕組みづくり」はどうしたらいいのか。お金はどうやって回していくか。人を集めるには、行政とうまく付き合う方法……など、超実践的なノウハウ満載。本書を読めば「新しい社会貢献」の実際がすべてわかる! NPOからソーシャルベンチャー、ボランティアまで、「社会を変えたい」と願うすべての人、必読。 

 

解決したい社会問題があるけどどのようにビジネスを立ち上げ、どのように戦略を考え経営していくかわからないという人は是非読んでほしい本だ。正直、社会起業家になりたいと思う人は最近増えていると思うけど、そのような人に丁寧に詳しく教えてくれる本はそんなにないと思う。僕はこの本を読んでほんとうに参考になったり、実践に移す方法が理解できて読んでよかったと思っている。 

 

2位 シェアリングエコノミーUberAirbnbが変えた世界 

これが、グーグルを本気にさせた次世代ビジネス戦略だ!

P2P宿泊サービス、ライドシェア、カーシェア、クラウドソーシングなど、テクノロジーの進歩が可能にした「新しい取引」の実態と、
急成長するサービスの仕組み、台頭する注目企業の動きを明らかにする。

 

 

2015年頃からシェアリングエコノミーという単語を聞いたり、見たりした人も多いと思うが、シェアリングエコノミーとは(専門的ではない)ネットの普及やスマホ率の増加などによって、可能になったモノやサービス、お金などを交換、共有することによって成り立つ経済の仕組みのことを言うのだけど、良く言われる代表的なサービスでいうとAirBnBUberなどがある、他に僕がいいなあと思うサービスだと、アズママ、キッズライン、Anytimes などがある。

 この本を読むとシェアリングエコノミーとは何か?何がそれを可能にした?既存産業や経済にどのように影響がある?規制や労働は?などすごい全体的によくまとまっているし、この本読むだけで、シェアリングエコノミーについて自信を持って話せるようになるという素晴らしい本だ。まあ、まだまだシェアリングエコノミーを理解してできるビジネスって山ほどあるだろうし、間違いなくこれからもキーワードになると思うので一読を自信をもっておすすめできる本です。

 

第3位  覚悟の磨き方 

不安と生きるか
理想に死ぬか
外国の文明を学ぼうと、死罪を覚悟で黒船に乗り込もうとした。
幽閉の処分となると、小さな塾を開いて、高杉晋作伊藤博文など、後の大臣や大学創設者になる面々を育てた。誰よりも遠くを見据えながら、幕末を熱く駆け抜けた天才思想家・吉田松陰
彼の「心」「志」「士」「友」「知」「死」日本史上、最も熱くてリアルな人生哲学が世代を超えて心に響く、強くてやさしい言葉でよみがえる。

 

この本は、誰よりも熱い幕末の天才思想家、吉田松陰の名言を心、士、志、知、友、死という項目に、ふさわしい松陰の言葉を列挙している本だ。とにかく、この本を僕は読んで感動したし、志の大切さを改めて思い知ったし松陰を大好きになった。世の中の人や特に経営者はなぜか坂本龍馬ばかりを支持していて(坂本龍馬はすごいし、尊敬するけど、僕にとっては松陰かなあ)、どいつもこいつも同じだなあ(龍馬ファンの人すみません、僕も龍馬大好き)と思っていたのだが、この本を読んで吉田松陰ってカッコよすぎるし、やばすぎるなと思ったし、松陰を知りたいと思う人のきっかけに良い本だと思う。

 

 

第4位  人は、誰もが「多重人格」

 人は、誰もが、心の中に「幾つもの人格」を持った「多重人格」です。しかし、通常は、仕事や生活の状況や場面に合わせて、その「多重人格」の中から、ある人格を選び、働き、生活しています。しかし、自分の中に隠れている「幾つもの人格」に気がつき、それらに光を当て、意識的に育て、状況や場面に応じて適切な人格で処することを覚えるならば、自然に「幾つもの才能」が開花していきます。 

 

 田坂広志さんは僕が特に尊敬している人だ。田坂さんの本は何冊も読んでいるし、田坂さんのような人間になりたいと思っている。田坂さんのこの本は才能を開花させる方法を説得力を持って展開されている。是非読んでみてほしい本だ。

第5位  ZEROtoONE

たとえば、日本が「失われた20年」と言われている間に、世界のイノベーションを引っ張っているのはアメリカ、特に西海岸のシリコンバレーだ。アップルやフェイスブックといった名前がすぐに思い浮かぶけれど、数多のスタートアップが起業しては消えていく世界でもある。

そんな中、次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団がある。
オンライン決済サービス・ペイパルの初期メンバーとして繋がりが深く、現在もシリコンバレーで絶大な影響力を持つことから「ペイパル・マフィア」とも呼ばれる彼らは、ご存知ユーチューブ(YouTube)をはじめ、電気自動車テスラ・モーターズや民間宇宙開発のスペースXからイェルプ(Yelp!)、ヤマー(Yammer)といったネットサービスまで、そうそうたる企業を立ち上げてきた。

本書はそのペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った待望の起業講義録である。 

 

この本は日本でもものすごく話題に上がったけど、読んでいてほんとうにワクワクしてくる本だ。起業したい人は読んで損はない本だ。

 

第6位  起業のWeb技術

非エンジニアの起業家(予備軍)向けに、最新のトレンドを踏まえたWebサイトの開発に不可欠な技術を概論的かつ多角的に紹介する。

プログラミング(コーディング)の実際や個別ソフトの操作解説などではなく、スタートアップに合わせたWebサイトの開発から運用までの全体感、しくみ、流れなどを中心に、初心者にもわかりやすく解説する。

 

 

僕は独学でプログラミングを勉強していたのだけど、例えば、Webサービスを作りたいって思った時に、じゃあどういう技術が必要で(例えば、言語とか、サーバーとか、テストとか)、どうゆう流れでやれば良いのかってちょっとググったりするだけだど、あんまり分からなかったのだけど、まさにこの本はWebサービス作りたい!とかWebの技術とか全体像が知りたいと思った人におすすめできる本だ。この本を読むだけで、企画、デザイン、コーディング、クラウド、計測、マーケティングまで分かって、ほんとうにこの本は役に立って、著者に感謝したい本だ。正直、同じような全体像がわかりやすいWeb技術の本てあんまりなくて、この本は独学している人にとっては最強の本になると思う。なのでWebの全体像が知りたいと思う人におすすめの本です。

 

第7位  ザ・プラットフォーム

アップル、グーグル、フェイスブック……

今や国家や社会の基盤に成長した巨大IT企業を動かす基本原理は何か?
わかりやすい語り口に定評のある『ITビジネスの原理』の著者が、
「共通価値(シェアード・バリュー)」をキーワードにプラットフォームを展開するネットサービスを根本から解説。

 

 この本はプラットフォームビジネスの入門としても活用できるし、圧倒的な説得力を持ってわかりやすく解説されている。大変刺激的で面白い本だった。

第8位  シニアシフトの衝撃

シニアビジネス待ったなし! 

◎コンビニで、大人のオムツが当たり前に売られる日がやって来る!
◎リカちゃん人形に「おばあちゃん」が登場した理由
◎シニア消費100兆円の知られざる真実
◎インターネットを駆使するスマートシニアの増加で、市場が激変!
◎「高齢者にやさしい」と、逆に高齢者に受け入れらない!?
◎シニアの「不安・不満・不便」が、明日の有望市場に変わる
シニアシフトに乗り遅れるな! 社会の高齢化が進む限り、シニアシフトの加速化は止まらない。このシニアシフトの流れをうまくビジネスに活かしているだろうか。日本のシニアビジネスの第一人者の著者が、シニアシフトに取り組む際に留意すべき点や事業成功のための勘所を余すところなく伝える。

 

シニアビシネスの第一人者の村田裕之さんの本。この本を読むことでシニアの実態が少しずつわかるだろう。現在のシニアは多様化していて、一括りにすることはできない。この本を読むことで新たな発見を得られる本だと思う。

 

第9位 人工知能は人間を超えるか

いま、将棋やクイズ番組など「人工知能vs人間」の戦いがあちこちで起こっている。2014年の英オックスフォード大学の研究報告では、今後10年から20年ほどで、人工知能を含むITの進化の影響によって、米国の702の職業のうち約半分が失われる可能性があると述べている。

最先端の人工知能技術「ディープラーニング」をめぐっては、グーグルやフェイスブックなどが数百億円規模の激しい投資・人材獲得合戦を展開。
一方で、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士や、実業家のイーロン・マスクビル・ゲイツなどが、「人工知能は人類を滅ぼすのではないか」との懸念を相次いで表明した。

そのテクノロジーは、ヒトを超える存在を生み出すのか。
人間の仕事を、人類の価値を奪うのか。 

 

最近はいろいろなところで人工知能の話題を聞くと思う。仕事も人工知能に置き換わっていくし、IBMのワトソンはクイズチャンピョンに勝ったし、将棋もプロは負けたし囲碁も最近負けたよね。やっぱ人工知能はすごいよね、でも軍事問題は危なそう。でも僕たち人間はどんなことなら勝てるのだろうか?暗記競争なんて人工知能にやらせればいいし、IQだって人工知能に比べたら人間なんて低すぎて人間の間では大差ない。じゃあ人間はどうすればいいの?って僕は思ってこの本を読んだ。これからの社会を生きていく上で必須の知識になっていくと思う。

 

第10位 鈴木さんにもわかるネットの未来

いまやネットなしには毎日はありえない。そのネットの世界では何が起きているのか。ネットの世論とは。コンテンツは。国境を越えているのか。書籍やテレビ、新聞を凌駕するのか。そしてリアルとネットの関係は…。みずからもパイオニアとして、ネット世界での様々な試みを実現してきた著者が、ネットのいまと未来を活写する 

 

 

わかりやすくネットの世界では何が起きているかが理解できる本。読んでいてすごく面白く読めた。ネットのことが全然わからない人も読んでみるとネットってこうなのかってわかっていいと思う。

 

第11位 抜擢される人の人脈力

なぜあの人にだけ、チャンスが回って来るのか?
なぜあの人だけ、他の人より早く成長できるのか?
そう思ったことがある方は、是非一度、本書を手にとってみてください。
早回しで成長を遂げ、若くして大きな成果を上げる方々に共通する「水面下での取り組み」について解明し、それを誰もが再現可能なプロセスとしてご紹介するのが本書です。

 この本はよくある名刺交換しろなどの小手先のテクニックについて書かれている安っぽい本ではない。グロービスやヘッドハンターとして大活躍されている岡島さんの戦略的に抜擢されるようになる人脈構築の方法だ。僕はこの本を読んで人脈スパイラルモデルのところは目から鱗だった。そしてこの本を読んでからは積極的に人脈を構築し目的を達成していきたいと思えた。人脈について少しでも考えていた人は読んで損はない一冊だ。

 

 

以上でおすすめのビジネス本を11冊選んでみたのですが、読みたい本はありましたか?僕はこの記事での個人的な感想は思いつくままに即書いたので雑な部分も多かったとは思いますが、本自体は大変素晴らしい本だと思うので気になった本があれば読んでみてください。

 

 

他にも記事を書いたので良ければ読んでほしい!!


岡本太郎に学ぶ、自分の人生を生きるには?

自分の人生を生きるにはどうすればよいのか?自分の人生を生きようと思っても、他者や社会、リスクや不安など様々なことを感じて、自分のほんとうにやりたいことに踏み出せなかったり、自分を押し殺して、妥協してしまうことってあると思う。そんなときに、僕が岡本太郎の「壁を破る言葉」を読んで心に響いた言葉を紹介しようと思う。

 

いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。それが生き甲斐だ。

 

極端にいえば、わざと破滅につながる道、死に直面する道を自分で選んできた。

 

猛烈に自分を強くし、鋭くし、責任をとって問題を進めていく以外にない。

 

 

認めさせたいと、激しく思う。と同時に認めさせたくない、させないという意志が強烈に働く。 

 

 

今、この瞬間、まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。そうふっきれたとき、ひとは意外にも自由になり、自分自身に手ごたえを覚える筈だ。

 

岡本太朗の言葉はすごいなあと改めて思う。僕も岡本太朗に影響を受けて、人生の選択は危険そうだけどワクワクする選択肢を選びまくって今があるのだけど、大変なこともやっぱり多い。というか僕は岡本太朗の本を読んでいた影響もあり、今の人生の選択をした部分もあると思う。

 

 

岡本太朗はそう考えると強烈だし、人の心を動かして人の人生を変えうる力を持っているのかもしれない(逆に考えると怖いとも考えられる)。 正直、僕の今の状況は夢につながっているとはいえ、全てが順調にきているとは言えないし、精神的に疲れまくって心が折れそうになりながらもなんとか毎日頑張っている。

 

 

物事を進めるにはできるだけ敵意を向けられない方がいいし、志があるのであれば、我慢も必要だ。悔しい思いだってたくさんするし、無理解に苦しむし、孤独に思えてすごい悲しくなることも年中だけど、志があるのでなんとか頑張っている。

 

 

やっぱり、若いとすごい気を使うし大変だよ。僕は気を使いすぎたり、考えすぎたりしてしまうところがあるので、胃がめちゃくちゃ痛くなったり、すごい辛くなったりするよ。

 

 

というか、現時点で僕が今書いている個人的な苦労話とかタイトルと全く関係なくて少し悪い気もするけど、こんな自由にタイトルと全く関係ないことを堂々とかけるのがブログのいいところなので、気にせず書いていく。

 

 

ブログって気持ちを吐き出せるからいいなあと思う。辛い時とか少し頭を整理したい時とか、何か言いたい時とかブログに書くと少し落ち着いてくる。だからブログは今後も続けていきたいなあと今は思っている。

 

 

タイトル通り、自分の人生を生きるにはどうすればよいか考えると、やっぱり人生は一度きりという真実を認識し、人は皆、死を迎えるという事実を認識することだと思う。結局自分の人生に他人は責任なんてとってくれないんだから、自分の人生は自分でつくりあげるしかないのかなと思う。それと僕も含めて自分が一番かわいくて自分のことばっか気にしているという部分はある。だから他人だってみんな自分の問題に一番関心をもっているのだから、必要以上に他人を気にしないで、自分を大切にして自分の人生を生きようって思った。

 

 

他人に好かれるために自分を押し殺して、萎縮して生きるなんて嫌だよね。だから嫌われたら嫌われたでしょうがないなって思って生きるといいのかな。人生は一度きりだからね。後悔はしたくないし、自分を追い込みすぎず傷つけすぎず、大切にして自分の人生をいきたいなと思った。

 

壁を破る言葉

壁を破る言葉

 

 

  他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!!


不安について思うことと対処法

久しぶりにブログを書いている。最近はいろいろ挑戦しまくってるので大変なのだけど希望や期待もあるが、同時に不安や恐怖感なども感じることも多い。不確実性が高いことに挑戦をしたりするとやっぱり不安になってしまうことが多いし、胃が痛くなったり(年中、胃が痛くなるよ)精神的に消耗したりすることも多い。

 

 

そんな時にどのように対処していこうか自分なりに考えて書いていこうと思う。まずは今現在考えている不安に根拠はあるのかどうか?を考えることが大事なような気がしている。たぶんほとんどの不安に根拠はない。分かりもしないはずの未来を勝手に悲観的に想像したり、ただ漠然と不安に感じていることがほとんどだと思う。

 

 

だからまずは何か不安に感じたら、深呼吸して、冷静になり、今現在感じている不安に根拠はあるの?って自分に質問してみようと思う。そのように質問してみると実はすごく不安に思っていることというのは実は根拠がない場合が多いというのを理解できると思う。

 

 

その他に失敗が怖かったりする場合を考えて見る。まず、未来は誰にもわからないので失敗するのかどうかはわからないので、漠然と不安になる必要はないというのは当たり前で、失敗は本当に失敗なのか?もしっかりと考えなくてはいけないと感じている。

 

 

人生は何が起こるかわからないので一見失敗に思えることが実は失敗でなかったりする場合もあるし、失敗したと思えるようなことでも何かを学べたりすれば実は失敗でなく成功かもしれないとも考えられる。だからもしかしたら失敗というのは無いのかもしれない。それに失敗したってなんとかなるような世の中のような気もするし、そんなに失敗を恐れる必要はないんじゃないのかなと思った。だから失敗なんか気にせず自信を持って挑戦していけばいいんだって思う。前にかいた「人生はネタ作りという考え」も気が向いたら取りいれるのもいいのかなと思う。

 その他だと他人が認めたり賛同してくれないかもしれないという不安に対する対処法だとこれも前に書いたけど

「他人の気持ちは変えられないしコントロールなんてできない」この言葉に尽きるような気がする。やっぱり価値観とか考えとかはみんな違うのだから当たり前だよね。それと他人が自分の意見に賛同してくれないかもしれないという状況は当たり前に発生するけどそれは僕が努力して変えられる部分というのは少ない場合も多い。

 

アドラーの課題の分離を思い出して乗り切るしかないような気がする(それと人間って基本自分のことしか考えていないし他人のことなんて興味ない人もほとんどだからね)。それと、もしもそういう状況になっても、そん時はそん時って開き直ることも重要なのかなとも思った。わざわざ分かりもしないことを想像して不安になる必要はない。時には「誰がなんと言おうと僕はこれをやってやるんだ」という気持ちで突っ走ればいいのだと思う。

 

 

なんかだらだらと不安について書いてきて、不安ってくだらないのかもしれないと思い始めた。不安に思ったら不安をエネルギーにして行動していくことも重要な気がするし、冷静に深呼吸して分析することも重要なのかなとも感じた。だけどやっぱりこういうことを意識しても不安に感じてしまうこともあるけど、そういう時は好きなことをしたりして気分転換したり、何もかも一旦忘れて休むことも重要なのかなとも思う。その時その時でしっかりと対処できるようになっていきたいなあと思う。それ以外にも僕は不安に襲われまくってどうしようも無い時は寝たり、読書をするのもいいのかなと感じる。まあ、不安に負けずに臨機応変に対応していこうと思う。

 

 

 タイトルだけですごい安心する本。突発的な不安や心配には「心配事の9割は起こらない」「心配事の9割は起こらない」って心の中で何回も唱えればいいと思う。

心配とか不安が癖になってしまうとしんどいから、不安や心配になったときはこれは単なる癖だから気にしないって考えることも重要な気がする。

心配ぐせを直せばすべてが思いどおりになる

心配ぐせを直せばすべてが思いどおりになる

 

 映画だと不安とか心配の感情が強い時はセントオブ・ウーマンがめちゃくちゃいいよ!不安が強い時は感動する映画を見るのもいいかもしれない。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り [DVD]

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 他にも記事を書いたので良ければ読んでほしい!!

人は同じではないけど対等だと思う。

人は誰もが対等だという考え。僕からすると誰でも人間は同じはないけど対等だよねって価値観は当たり前に染みついている。というか僕自身、誰とでも対等に付き合うということが重要だと考えているし、そのほうがたくさんいいことがあると思うからだ。

 

 

「人は同じでないけど対等である」この言葉はアドラー心理学で有名になった岸見一郎さんが100分で名著(一応、毎週録画している)という番組で言ったと僕は記憶しているが、アドラーも言っていたということだ。

 

 

男性も女性も高齢者も子供も全て同じではないけど対等だ。僕からすると当たり前だと思うし、僕自身、小さいころに子供扱いされるのが嫌に感じたことも多かったし、偉そうにする人が嫌だったので、人間は同じではないけど対等だよねって思うようになった。

 

しかし世の中では対等でないように扱われていることも多くある。例えば子育てに関する考え。一応簡単に言いたいこと引用すると、

お母さんという存在は日本では子育てや家事を完璧にこなすのが当たり前だし責任も押しつけるみたいな風潮がありそれが結構大変だと思うんだよね。お母さんだって人間だし、自分の時間がほしいと思うこともあるし、しんどいこととか辛いこととか大変なこともたくさん抱えているのに、日本ではお母さんといえばいろいろな責任を背負い、自分を押さえ込んでも与えるのが当たり前みたいに思っている人たちがたくさんいるという現実が僕はあると思うしそういう風潮っておかしくないかって思う。

 

 

こういう考えは男性側が明らかに子育てに対してお互い協力して対等に助けあいながらするものという意識が欠如している。今の若い世代でこういう考えを持っている男はそんなにいないと思うし、どういう環境で育つとそういう価値観になってしまうのか疑問なのだけど、今現在子育て中とかで男性の未熟な意識や考えのせいで大変な状況に陥ってしまう人だって多いだろう。

 

 

こういう男は明らかに男尊女卑の考えがあるのではないだろうか。僕からすると男尊女卑とかいう言葉が存在するのが全く意味がわからないし、こういう考え持ってる男って、自分に自身がなくて無能なんだろうなあとか思うのだけど、なんでこういう風潮というか実際に存在するんだろうね。

 

 

女性だと復職とか昇進とか育児とかでいろいろ大変な部分があるというのは事実だと思うのだけど、復職できない会社とか、不当に女性だからという理由で昇進させない会社とか、育児で休むと嫌な顔する会社とかほんとクソだと思う。

 

 

そういう会社は経営者が未熟でおこちゃまなんだろうなと思う。それに周りにいる人たちもそういう状況を見て見ぬふりしている時点で呆れるというか残念だ。なんでそんなアホなことたくさんしてる会社があるんだろうね。

 

 

例えば昇進とかであれば、仕事ができるとか人柄がいいとかが重要だ思うけど、そこに性別の差は全く関係ないし、育児や出産とかのこともちゃんと理解するべきだし、いろいろ考えるべきだろう。

 

 

まあこれからの時代はそういうとこちゃんとしてる会社が信用されるようにどんどんなってくると思うし、若い世代が社長になっていけば少しずつ改善はされていくと思うけど、男尊女卑というほんと馬鹿な考えを持っている人は1000回くらい「人は同じではないけど対等である」と唱えてほしいと切に願う。

 

 

他に人は同じではないけど対等であるの代表例は、子供だ。親と子供も同じではないけど対等だ。これは子育てをしている多くの人に考えてほしいのだけど、子供も一人の立派な人間なのだから、思い通りになんかならないし、コントロールなんてできない。そして上下関係も全く存在しないので子供の意見も受け入れるべきであり、親だからという理由で否定する権利はないと僕は思う。

 

 

親は子供に「子供のためを思って云々」というが、自分の人生に責任を持つのは本人なのだから、親の考える子供のためが必ずしも子供のためになるとは限らない。僕は結局自分の人生の責任は自分にあるのだから、自分で考えて決断するし、人生は僕自身が決めるという考えで生きてきたけど(約20年)、まあアドラーでいうと課題の分離という概念だ。例えば自分のやりたいことのために勉強しないのは、最終的にその人が責任を負うので課題はその人自身なので他人は課題に介入してはならない。ただ、他人はいつでもサポートするよっていう態度を示せばいいだけだと思う。

 

 

僕がなんとなくここまで書いてきたのも、無駄な上下関係とか、意味のわからない風潮なんて無くした方がみんな楽しく活躍できるし、いいと思うからだ。会社だって、明らかに男尊女卑的な考えを持っている会社は生き残ってなんかいけないと思うし(男性が性別を理由に既得権を作り出しているように感じる)、能力のある女性が重要なポジションに立てるような仕組みにした方がどう考えても合理的だし、会社にとってもプラスだろう。

 

 

というか、僕も考えがすごい偏っていたり、狂っている部分も多くあるので、いろいろ反省したり、いろいろ考えていきたい。ただ、男尊女卑的な考えはほんとクソだと思うし、様々な立場の人の気持ちを考えたり、様々な立場の人が幸せに活動できる仕組みにできるようにいろいろ考えていきたいと思ったし、自分への戒めとして書いた。勢いで書いたので内容はごちゃごちゃでひどいと思うのだけど、仕方ない。この文を読んで、「内容くそだなアホが」と思われる方もいるかもしれないけど、僕はアドラーをそこそこ理解しているので、「はい、課題の分離ね、僕の文章をクソだと思うのは他者の課題であって、僕の課題ではないので気にしない」って考えるつもりだ(えっ、楽観的すぎじゃね、僕やばいかな)。

 

アドラーのおすすめ本。よくまとまっていた。

 

他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい。 

「意識高い系を嘲笑する系」という病

トピック「意識高い」について

最近、意識高い系についての記事を目にすることが多いのだけど、意識高い系とはなんなのだろうか?僕は詳しくはわからないのだけど、何者かになろうともがいている人なのか?でもそれは別にいいんじゃないのかなあとは思う。何者かになろうとするからいろいろ経験できたり努力できるのだからそれはいいのではないかと思う。

 

 

ただ少しググってみたら、ネットで自分の経歴や人脈を過剰自慢するという特徴があるらしい。他には自分が主催するサークルやイベントに誘ったり友達が多いことを自慢するらしい。これは意識高い系なのかは疑問だけど、もしこれが意識高い系なのだとしたら僕は少し苦手だ。

 

 

イベントやるぜーとかパーティーをしまくるとかは苦手というか、僕はあまり意味を感じないのだけど(意識高くて目標あるならそれに向かって努力して即行動するのがいいんじゃないのかと考えるから)、これが意識高い系なのだとしたら僕個人としては少し苦手なのだけど、別に意識高い系でも問題ないし、なんでもやりたければやればいいと思うし、批判するなんて気持ちにならないし、嫌なら見なければいいんじゃないのかと思ってしまう。

 

 

そしてネット上には意識高い系を嘲笑したい系の人たちが多いことに少し驚いたし、必死な人も多くてすこし笑ってしまった。タイトルで「意識高い系を嘲笑する系」という病という少し過激?なタイトルをつけてしまったのだけど、そういうタイトルをつけてしまったのは一方的に意識高い系を批判している人たちが批判されないのはなんでなんだって思ったからだ。

 

 

意識高い系は生意気で人を見下しているから叩くという人もいるのかもしれないけど、そういう考えで意識高い系を叩いている人は自分は意識高い系を見下して自分は上に立とうと頑張っているように見えて僕には違和感を感じたし、ダサいし、つまらないなーと思った。

 

 

それにすぐに「こいつは意識高い系」とか言って嘲笑して自分が安心したいだけの人とかもくだらないなあとか思うし、さもお前のためだよみたいな顔して現実の厳しさが云々とかいう人って多いし、それに賛同しちゃうよくわからない人も多いしそういうのにも違和感を感じる(お前のためだよとか言う人は結構あやしいし、気をつけた方がいい。本当に信頼できるか見極めることが大切だ)。そもそも「意識高い系」笑としか言えないのってダサいなあって思った。

 

 

 

でもネットってそういうものなのかな?とも少し思う、自分に不満があるから他者を叩いて気持ち良くなろうとする人や、みんなが叩いているから自分も叩いていいはずだと勘違いして叩く人も本当に多いから。でもそういうのすごくみっともないなあーとは思うしある程度頭悪くないとできないんじゃないのかとも思うけど、暇つぶしなんかな。

 

 

というか僕もこんなこと書いていて同じ穴のムジナのような気がするし(絶対に同じ穴のムジナだよね)、書いていて面倒くさくなってきたのだけど、やっぱり意識高い系を嘲笑する系の人たちはダサいし、くだらないなあとは思うのだけど、そういう意見や考えが少ないことに違和感を感じたので僕は今この文を書いているのだろう。

 

 

 

というか僕は意識高い系なのかもしれないし、意識高いのかもしれないし、それでもないのかもしれないし、わからないのだけど、そういうのってどうでもいいなと今更ながら思った。それでも意識高い系(笑)と嘲笑している人たちに対しては「何様のつもりだよ」とは思うしそういう意見が多くなってもいいんじゃないのかなとは思う。それと何か目標や達成したいことがあるのなら意識を高く持って努力して行動していくことに集中するのがベストだと思うので、僕は意識を高く持ち即行動し、頑張っていこうと思う。

 

 

 他にもめちゃくちゃ意識の高い記事を書いたのでよければ読んでほしい。

本を読むことについて思うこと

本を読むことについて思うことを適当に書いていく。よく巷では本を読むことは素晴らしいことで良いことだ。と言われる。実際に僕は本を読むことが好きなので読書は素晴らしいことだと思うけど、「読書は絶対に素晴らしい」みたいな風潮は嫌いだ。

 

 

別に本を読む人が賢いわけでも偉いわけでも、素晴らしいわけではない。毎日本を読んだって能力が高いわけではないし、賢いわけではないし、成長できるわけでもない。正直こんなこと書いていながら僕は本を読む中で賢くなりたいなあとか思うこともあるけど、ひねくれている部分が多々あるので、読書は絶対に素晴らしいからするべきみたいな考えには違和感を覚える。

 

 

 

少し前にGoogleの検索欄に読書と打ち込んだら読書 効果や読書 メリットと出たので少しだけ記事を読んだりしたのだけど、ほとんど当たり前のことで、違和感を覚えることも多々あった。

 

 

例えば、高収入ほど読書時間が長い。まあそんなの当たり前だろって思う。当たり前なんだけど、「高収入になりたいから読書するぜ」っていう人は高収入にはなれないだろうなあと思う。

 

 

そもそもなんで高収入になりたいのか僕は疑問なのだけど、現代って高収入になったところであんまり変わんないんだよね。欲しいものとか別に手に入るし、豪邸や高級車とか興味ないし、ローン20年で新築購入とか保険とかそんな真似絶対しないし(合理的に考えたらローンも保険もありえないくらい損)、そもそも精神的な充実が一番大事だから、高収入になって調子にのってるバカもたくさんいるが、僕は社会貢献の方がいいので僕一人が高収入になることに興味ない。自分だけが高収入になったところであんまり意味を感じないし、苦しんでる人がいるのならそういう人の問題を解決するために頑張る方が楽しいし幸せを自分が得られるからだ。

 

 

 

話が飛んでしまったが、高収入ほど読書時間が長いなんて当たり前だろっていう理由はなんかビジネス起こしたいのなら本を読んでその業界のことや社会の問題や様々な知識くらい勉強しなくちゃ無理なんて当たり前の話だ。そんなこと誰だってわかるし本を読むなんて当たり前の話で読まないなんて話にならない。なのに世の中には本を読めば高収入になれるから読むだとか、賢くなれるだとか、成長できるだとか、モテるだとかそんな理由で読んでいる人も多くいる。

 

 

まあ、別になんでも自由だしいいんだけど、賢くなれるから読むとか(賢さってなんだって疑問を持つことがスタートなんじゃないのか?)、モテるために読むとか(モテるために本を読むっていう発想がモテないだろって思う)、金持ちになりたいから読むとか(金持ちになりたいから本を読むっていう発想が、原点はそこじゃないだろ)、どうなんだろうって思ってしまう。それと、これは絶対に成長する本だから読めとかこれは絶対に良書だから読めとかいうのもダルい。良書ってなんだよ(笑)って思う。

 

 

 

ただ、人から勧められた本だったり、尊敬している人が良い本だと言っていたら読めばいいと思うけど、「強制的にこれは絶対読めよ良書だ」みたいなのはだるい(「ダルいのはお前だ、ボケ」とか言わないでほしい)。というかだるいことをすごく適当に書いているし、すごい僕は今ひねくれているのかもしれないけど、気にしない。

 

 

僕の読書論は好きな本を好きなだけ、読みたければ読むということだけだ。それしかない。それと読書は自己投資だみたいな考えは巷ではよくあるし、その通りだけど、そんなこと当たり前にわかるよね。自己投資みたいな考えは何か目的があれば情報収集のためとかで読む場合とかだと思うけどそんなこと言われなくたってわかるよね。なんでそんな当たり前のことをいう人が多いのだろうか(「お前もな、当たり前のことばっか言いやがって、マヌケ」とか言わないでほしい)。

 

 

ただ読書の目的は自己投資のためだけじゃないということは強く言いたい(「そんなことはお前に言われなくたって分かってるよ、バカ」なんて言わないでほしい)。人によって様々あるだろう。楽しいからとか好奇心を満たすためとか様々あるだろう。だから成長するために無理して本を読むとかはやめたほうがいいだろう。それと読書すると論理力とか自分の考えを持てるとかあるけどさ、僕は本をたくさん読んでも論理力がなく、自分の考えもないような人をネットやリアルで多く知っている。たぶんそれは読書が受け身なんだと思うし、僕は本読みながら著者に突っ込みを入れたりしながら読むことも多い。

 

 

というか僕はだらだら書いているけど結局何が言いたいのだろうか?言いたいことはあるのだけどうまく説明できないけど、わかってくれる人が一人くらいいることを願う。まあわかってもらえなくても全然いいけど、自己満で書いているし、誰にも強制されずに自由にブログを書くことが好きだから書いているだけだから(「誰もお前にそんなこと聞いてないよ、ドジ」とか言わないでほしい)。

 

 

 

おすすめ本です。亀井勝一郎さんは1907年生まれというすごく昔に生まれた人だけど、僕は田坂広志さんが影響を受けたと言っていたのと、爆笑問題の太田さんが亀井勝一郎の青春論を長い時間かけて読んでよかったみたいなのを、ラジオの爆笑問題カーボーイで言っていたのでKindleで読んだらすごいよかった。 年齢が若くて、様々な葛藤や悩み、理想がある人にはおすすめです。亀井勝一郎さんの精神がかっこいいしこんな人になりたいと思ったし現代にこのような精神を持っている人はあまりいないだろう。

青春論 (角川ソフィア文庫)

青春論 (角川ソフィア文庫)

 

  成毛眞さんのおすすめ本。

面白い本 (岩波新書)

面白い本 (岩波新書)

 

 

他にも記事を書いたので良ければ読んでほしい。

ブログを始めて100記事書いて思ったこと

少し前に気づいたのだけど、一つ前の記事を書いてブログ100記事を達成したらしい。なのでこれが101記事めになる。初めてはてなブログで記事を書いた時から、1年半という年月がかかって達成したことになる。他の方を見ていると100記事を数ヶ月で達成する方も多いらしくすごいなあと思う。

 

 

たた、僕の場合は1年半もかかってしまった。しかも初めて4ヶ月で約50記事書いているくせに一年半もかかってしまった(笑)。ただ、われながら100記事達成は喜ばしいことで、満足感はものすごくある。

 

 

 

そして僕は、100記事達成のおかげでモチベーションが上がりまくり、今後もどんどんブログを書きまくり、すぐに200記事達成できるようになりたいと考えるようになった。

 

 

なんてことは、まるでない。たぶん、このブログは200記事には絶対に到達しないだろうし、110記事にも届かないかもしれない。タイトルで、ブログを始めて100記事書いて思ったことと書いたが一度そういう記事を書きたいなあと思っていたので記念として書いただけであり、今後も頑張って継続しようなんてあんまり思わないというか、できる自信がない。

 

 

僕の100記事達成は本当に長かった。ブログを書きたくなったらMacを起動し、てきとうに文章を書くということを真剣に向き合ってきた。そして100記事達成までの道のりは大変険しく、厳しく、辛い、富士山登頂のような道のりだった。

 

 

なんてことは、まるでない。近くを散歩するようなゆるい道のりだったと思う。しかし、散歩であっても継続することはすごいことであり、積み重ねてきたことは喜ばしいことだ。

 

 

日本のスーパースター、イチローも2000本打った時に言っていたが、2000本達成の時も「2000本という記録よりも次の打席の方が大事だ」と言っていたが、その通りだと思う。

 

 

僕もイチローと同じく100記事という歴史的な大記録を達成したのにもかかわらず、淡々と101記事めという打席に立っている(このブログ書いているやつは頭いかれています、イチローすごすぎ尊敬する)。

 

 

 

というか本当にだるいことや、どうでもいいことを自己満で書いているが、100記事達成したことにより、見える景色が変わった気がする。そして少しずつブログを続けられるような気がしてきた、気がする。

 

 

 

 

なので日々を精一杯生きて、ブログも淡々と継続して絶対に200記事達成し、200記事書いて見える景色を楽しみたい。そして200記事を達成した時に、「僕にとって200記事達成とは特別なことではないのです。僕にとってどの記事も全て重要なことであり、200記事めもその他の記事も僕にとって同じように大切で価値あるものなのです」って堂々と言いたい。

 

 

 

 

なんてことは、まるでない。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

 他の記事を書いたのでよければ読んでほしい!! 

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則

稼ぐまちが地方を変えるを読んだ。著者は一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表の木下斉さん。この本を読んだ感想は、著者はきれいごとを言わすにストレートに問題点を指摘していく。例えば補助金は悪、行政の仕組みを変えるべきだや民間が主体になるべきなど本音で語っていく。 ただ、僕は違和感というか価値観の違いを感じる部分も少しあったが、読んでたくさん学べたし、新たな視点を持てたので読んで良かった。

 本書を読んで印象に残った部分や僕が考えたことを書いていこうと思う。僕が読んで感じたのは、著者のいう地方活性化の成功とはまちが稼いで利益を上げることだ。そして補助金に依存せずに自らリスクをとって地方で小さくビジネスを始め、稼いでいく。そして得た利益を新たなビジネスに投資していくという考え。そして行政の体制を変えるべきで民間主導にし、行政は民間のサポートをしていくべきだみたいな主張だ(詳しくは本書を読んでほしい)。

 

 

まあ、本当に正しい主張だ。だけど、まあみんなの合意はいらないとか住民を集めてのファシリテーションなどには否定派だ。そして地方でのビジネスも合理的に効率的に進めていけという考えだ。

 

 

たぶん多くの人はその通りだと考えると思うし、アマゾンのレビューでも評価は高かった。行政の職員の方や、地方でビジネスをしている方は読むべきだろうし、まちづくりを成功させる「10の鉄則」は当たり前のことも多いがあまりビジネスに詳しくない方は読んで得るものが多いだろう。

 

 

しかし、僕は否定するつもりもないし、いろいろな役割の人が地方にいるべきだとも考えるけど、稼ぐだけでは本当の地方活性化にはならないという視点も必要だと感じた。それは僕の定義が違うからだ。例えば僕は効率や合理的さを追求した東京が本当にいいのか?と問われると違和感を感じる。東京はいい街だし、すごい便利で刺激的だけど、一方でつながりがなく、様々な問題もある。

 

 

地方でも例えば企業を大量に誘致して東京のようにして稼げればそれでいいのかと問われると違うだろう。僕が考える地方活性化とは地方の人がいきいきと助け合いながらゆるいつながりを維持して生活していくことができる地域にすることだ。

 

 

もちろん稼ぐのが悪だなんて全く思わないし、利益を上げることは重要だ。それと僕は世の中の合理的でなく効率的でもない仕組みは撤廃して合理的で効率的にするべきだと日頃から思っている(だけど地方では僕は効率性や合理性だけでは本当に住みやすく素晴らしい地域になるかは疑問だ)。地方で利権を持っていて不当に儲けている会社や、市場の自由競争になっていない会社などはクソだと思っているし、東京のようにするべきだろう。それに、正直いって行政はまちづくりで無駄な箱モノを大量に作りまくっている現実もあるし、補助金も使い道が決まっているので金のために覚悟もなく始める人もいるし、柔軟性がなく、うまくいかない場合も多い。

 

 

 

ただ、僕の考えとしてはお金のためだけにビジネスをするのなら、東京でやった方がいいと感じる。自分でベンチャーを立ち上げるとか、東京の面白そうなベンチャーに入る方がいいだろう。僕個人としては地方でビジネスをする意味は地元住民にとってのしあわせにつながり、イキイキと生活できるようなことに関わることであるべきだと感じるし、地方でビジネスを行うのはそれなりに理由があるはずだ。

 

 

それと僕は稼ぐだけじゃ地方は変わらないと思う。お店がたくさんできて活動的な人がたくさん来たとしても、取り残されている人を絶対に忘れてはいけない。地方を元気にするということは取り残されている人やストレスを抱えている人、様々な問題を抱える高齢者を元気にすることも重要だ。そのような人たちがいきいきと生活できて助け合える地域にすることも確実に地方活性化だろう。だから表面的な見た目だけで勝手に地方が活性化したと勘違いしてはいけないと思うし地方活性化とは地元住民が元気になることだ。だから僕と著者の地方活性化の成功イメージは違うが、どちらのタイプも確実に地方に必要だろう。

 

 

 

まあもちろん、様々な店が地域にあることは重要だけど、著者のいう地方活性化にはビジネスだけだみたいな感じには少し違和感を感じた。まあ様々な役割があるし、この本を読んだだけで、地方は稼ぐことだけが正義だみたいに捉えてもらっては困るなと思ってしまったし、本書に地域のつながりの希薄化などの問題についてなどは一言も触れていなかった。

 

 

まあ、これは僕が社会起業家的な考え方だからだろう。正直、現在東京をはじめ様々な地域でつながりがない高齢者や育児でも周りのつながりがなくストレスを溜めまくっている親などがいるという現実があるし、住民の意見を軽視したりしてはいけないとは思うし経済が活性化しただけで地元住民がしあわせになるはイコールではない。雇用を大量に作り出したとしても国は喜ぶだろうが、それが企業誘致だけで達成したものでは住民のしあわせに必ずしも繋がるとは限らない。だからコミュニティデザインみたいな考えはやっぱり大事だ。しかし、どっちに偏りすぎてもいけないと感じたしどっちの視点も持ち、いいあんばいを見極めることが重要だ。

 

 

もちろん利益を上げることは本当に大事だ。だって会社組織を運営できないし、仲間を増やせないし、幅広い地域に広げていけないし、新規ビジネスも立ち上げられない。しかし、地元住民の意見を聞き、巻き込むことは重要だと思う。ただ、話をたくさんした後にビジネスとしてする場合は最終的にはリスクをとる主要メンバーで決めるべきだとは思う。正直コミュニティデザインだけで利益を得るのはしんどいと僕は思ってしまうし、僕はコミュニティデザインの考えを知りながらも、地域課題を解決し、地元住民が自発的に参加してイキイキと働けるビジネスを作っていく。

 

 

本の内容はざっくりで僕の考えを多く書いたけど、著者は商店街の活性化に長く関わっていたこともあり、ものすごく参考になった。商店街の空き店舗のオーナはそんなに困っていなくて、まちを活性化させようみたいな意識は低い場合が多いことやまちづくりには不動産オーナーがすごく重要なこと、全体的にまちを良くしようみたいな考えの住民自体少ない。だから賛同者を募って少数で始めるというのも納得できる。まあ、覚悟を決めろってことだと思った。

 

 

著者の主張は鋭いし、地元住民や行政の意識の低さ、ビジネス感覚の欠如などを指摘しているし、実際にその通りだろう。だからビジネスだけに偏ってはいけないとは思うけどビジネス的意識はしっかりと持ち、挑戦した時も人に反対や批判されたくらいでめげるようでは何にもできないだろうし、覚悟を決めてやることが重要だと感じた。

 

 

地方活性化したい人や行政の方、地方でビジネスを行っている人は読んでみるといいと思う。僕はこの本を読んでやっぱビジネス的視点も絶対に忘れてはいけないし、みんなの合意を集めたり、波風立てないということに慎重になりすぎるのもダメだなと感じた。やはりたくさんの価値観や視点を持っておくということは重要だと感じた。

 

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ふるさとを元気にする仕事

ふるさとを元気にする仕事を読んだ。著者は山崎亮さんで、studio-L代表でコミュニティデザインで注目されている。この本も内容はぎっしりと詰まっているし、コミュニティデザインが生まれるまでの時代背景や流れ、事例、働き方、自分の未来をどう描くかなどもわかりやすく全体的に良かった。

ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書)

ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書)

 

 コミュニティデザインについては前読んだ本の感想でも書いたので、僕が印象に残った部分や僕が考えたことを書いていこうと思う。

現在、地方のまちの商店街は空き店舗が増え、締め切った店舗ばかりのシャッター街になっている。そして地方では大型ショッピングセンターが続々と登場し、若い人たちは品揃えも豊富で駐車場も広い郊外のショッピングセンターへと車で出かけていく。

 

 

さらに僕らの世代は買い物はネットで多くを済ますことも多い(僕は小さいころからほしいものはアマゾンで買ってたし)。しかし、一見誰もが便利になって良かったのではないかと思ってしまうが、地方の高齢者は車にも乗れずインターネットを使えない人もまだ多い。そのような人たちの生活は不便になっている。

 

 

高齢者の買い物を、歩いて通える地元の商店街が支える。あるいは、高齢者がインターネットの便利さを享受できるように若い世代が手助けをする。そして、高齢者が培ってきた英知や経験が、若い世代の人生に引き継がれる。子どもからお年寄りまで、「そこに暮らしている」ことに"豊かさ"を感じられるコミュニティ。ふるさとは、そんな場所であって欲しいと僕は思うのです。

 

 

そのようなふるさとになれば確実に幸せになれる。もう若い世代はとっくに気がついているが、幸せは、物を大量に所有したって金を大量に稼いだって得られない。僕なんか生まれた時からバブルはとっくに崩壊していたし、日本の景気はずっと悪かった。

 

 

人間の幸せは人間関係が良好であるとか、人とのつながりがあるということが非常に大事になってくる。しかし、現在人とのつながりは希薄化している。高齢者は生きがいを見出せなかったり、話し相手や頼る人もいない人も多い。そんな時にコミュニティデザインが大切になってくる。

 

 

昔は町内会などを中心につながりがあり、地元住民が自主的に街を作っていこうという姿勢があったのだが、GHQは町内会が握っていた教育や福祉の機能を抜き取った。教育や福祉はまちの人にとって貴重な人と人がつながることができる機会だった。

 

 

これによって、しがらみからは解放されたが、人とのつながりは希薄化し、まちづくりは行政に一方的に任せ、なんでも金で解決すればいいという価値観になった。僕がいつも考えるのは、便利になるとか、なんでもしてもらえることが幸せなのかという点だ。

 

 

もちろんテクノロジーの進歩は素晴らしいし、インターネットもものすごく世界を変えた。ただ、失うものも、もちろんあっただろう。現在では様々なサービスが登場しているし、便利な世の中だ。しかし、こういうサービスが全て本当にサービスを受ける側にとって幸せに直結しているのかは謎だ。

 

 

 

例えば、最近見た高齢者の見守りロボット。僕はいいものだとも思うけど、それを導入すればそれでいいのか?と問われると疑問を感じる。もちろん会話機能もあるが、ロボットは人間ではないし、ないよりはあった方がいいかもしれないけど、根本の解決にはつながらない。僕が高齢者だったら機会に見守られるなんて嫌だし、なんか気持ちよくないだろう。他にも老人ホームなども疑問に思う点は山ほどある、本当に高齢者の幸せについて考えて工夫しているのだろうか、本当に自分が高齢者になった時にサービスを受けたいと思える仕組みなのだろうか?

 

 

他にも国の視点から考えると、本当に人口を増やすことが幸せなのだろうか?経済成長は本当に大事なのか?企業などでも、なんでも大量に売れば社会はよくなり、幸せになるのだろうか?

 

 

別に僕は経済成長はしなくていいなんて、甘っちょろい考えをいうわけじゃない。人口だって増やしていかなければいろいろ大変な問題が起こることは事実だし、移民も賛否両論ある。原発だって、絶対に即廃止なんてとても言えやしない。ただ、僕はどんなことに対しても、幸せになるための最適な選択をしっかりと議論し様々な観点から考える必要があると考える。

 

 

よく言われる原発だって、廃止したいからすぐに廃止できると思っている人も多いけどそんなの無理だし、使用済み核燃料どうすんの?って思うし他にも様々な問題がある。使用済み核燃料の維持費で莫大の税金がかかり、国民の負担額は跳ね上がるし、電気料金も上がる。しかも青森の六ヶ所村の再処理施設は満杯で増設なんてできない。だったら50年前の軽水炉という技術じゃなくて最新のビルゲイツが出資している進行破炉や次世代原子炉に変える方法だってあるし、東芝傘下の米ウェスチングハウスの新型炉を使うという選択肢もある。その他にも技術者の問題などもある。こういう問題なども一方的な感情論だけでなく、本当に国民が幸せになれる道はどうすればいいのかを考えなくてはいけないと思う。

 

 

会社だってそうだ。大企業だってとにかく大量に作って大量に売って大量に廃棄される仕組みで動いている会社も多いがそれってさ、どうなんだろう、確かに売り上げをあげなくちゃ潰れるけどさ、もっと考えるべきことはやまほどあるだろう。高齢者に対しての便利なサービスも本当に幸せに直結しているのか?サービスを行っている側や若い世代が満足しているだけではないか?根本の解決につながっているのか?などを考えなければいけないと思う。

 

 

 

だから地方活性化にはそういうのも気をつけなければいけないと感じた。サービスを提供する側が一方的に支援する側になるのは違うと思うし、住民の自主性を引き出すのをサポートして良いまちにしていこうとすることが重要だ。そしてまちの人たちの多くに参加してもらうために行動し多くの人を巻き込むことが重要だと感じた。

 

 

そして著者は2014年に施行された「まち・ひと・しごと創生方」での地方における雇用の創出が重点課題として掲げられていることについても疑問を投げかける。企業を地方に誘致して雇用を作るだけでは都市部と同じ構造を持ち込むことでしかない。

 

僕らが考えるべきは、資本主義的なシステムに振り回されない「働き方」と、個人主義的な価値観に惑わされない「生き方」の実践なのです。どの地方にも都会にはない資源がたくさんあるし、それがふるさとの魅力でもあります。そして、ふるさとの魅力を活かす働き方は、ふるさとに生きる人たちが自らつくり出せるものだと僕は思ってます。

 

それと地方創生する場合に気をつけることもある。例えば、箱モノを作ってそこでコミュニティを生み出すとか、地代家賃で収益を見込んだり、有名ショップの出店で集客を図るなどは参考にならない。 だからそのようなことを気をつけながら、コミュニティデザインを実践していくことが重要だ。

 

 

この本はコミュニティデザイン以外にも様々なことが書かれていて良かった。例えば計画された偶然性が大事だとか、自ら学ぶ姿勢の大切さ、これからの働き方、本との付き合い方、たくさんの事例、マーク・グラノヴェッターのウィーク・タイズのところや著者の自伝的内容もわかって読んで良かったと思っている。

 

 

これからは確実に地方がすごいと思う。日本は高齢化の進行率は世界トップだし、最先端だ。そして地方にはたくさんの資源や宝が眠っている。そして大きなやりがいを得ることができる。もしも地方活性化に興味ある人やこれからの働き方を考えている人は読んでみると得られるものが多いと感じるだろう。 

ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書)

ふるさとを元気にする仕事 (ちくまプリマー新書)

 

 他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!!

 

コミュニティデザインの時代 自分たちで「まち」をつくる

コミュニティデザインの時代を読んだ。著者は株式会社studio-L代表の山崎亮さん。この本はものすごい内容も濃いし素晴らしかった。地方活性化やまちづくりなどに興味がある人はコミュニティデザインの考え方や、やり方を知っておくことは必須だろうと感じた。というかコミュニティデザインの考えを知らないで地方活性化したいですとか危険じゃねって思った、僕は信頼している人から教えてもらったけどほんと感謝だ。

コミュニティデザインとは何かというと、僕なりの解釈で連想することは、ものをつくらないデザイナー、ハードとソフト(ソフト重視)の両輪を使い社会的課題を解決すること、地元住民を巻き込み自発的なコミュニティを多数つくり様々なプロジェクトを発足させる仕掛け人みたいなイメージだ。本書にはしっかりとした定義を語ることは難しいと書いてあるが僕が近いなと感じた部分を引用する。

 

建築物などのハード整備を前提とせず、地域に住む人や、地域で活動する人たちが緩やかにつながり、自分たちが抱える課題を乗り越えていくことを手伝うものであり、2000年代以降に多く見られるようになった取り組みである。

 

  

これから僕が印象に残ったことや重要だと思ったところを書いていこうと思う。まず地方の現状としては、つながりが希薄化している、地元住民は、まちづくりに関わろうと思わないし、お客さん化していて行政に完全に頼っている。

 

 

つながりが希薄化していることに関しては、ひと昔前のつながりがよかったわけではない(僕は実際には生まれていないので知らないが)。一昔前にはしがらみや会合には強制参加、噂が一瞬で広まるなどがあったと思うけど、僕らの世代からすると恐怖を感じるし、そういう風潮が嫌で都会に出て行った人も多かった。著者も言っているが、いいあんばいのつながりが重要だと言っている。

 

しがらみの多い社会に戻りたいわけではない。現代を生きる人たちにとって、つながりがなさすぎるのは生きにくいが、つながりがありすぎるのも生きにくいのである。

 

それとまちづくりに関わろうと思わないで行政に頼りまくりお客さんかしていることに関しては、著者は地元住民を巻き込んで自分たちで町や地域をよくしていこうと主体的に関わるような意識にしなければいけないという。それには地元住民との信頼関係を築きワークショップなどのコミュニティデザインを通して自発的に地元住民が、これを町のためにやろう、と思ってもらえるように進める技術や知識、行動力が必要になる。

 

 

そしてハード(公園や広場)をデザインし作るのではなく、今ある屋外空間や空き家を利用して斬新なマネジメントをすることが重要だ。現在では地縁型コミュニティが弱体化しているので、テーマ型コミュニティ(興味や趣味)も巻き込んでハードを有効利用したくさんのコミュニティをマネジメントをして人のつながりを直接的に作っていく必要がある。例えばこんな例だ。

 

公園の周囲で活動していた40以上のテーマ型コミュニティがそれぞれの活動を公園内で行うようになり、日常的に来園者を楽しませるプログラムが開催されるようになったのである。たとえば、凧づくり、凧揚げ、水生昆虫の観察会、里山探検、パソコン教室、音楽の演奏会など、園内各地でさまざまなプログラムが曜日や時間を決めて実施されている。

 

 やはり新しく空間をつくるだけでなく、空間とコミュニティの掛け合わせなどを通して地域を活性化させていくことは大事だと感じた。他にもたくさんの事例や参考になる考えや長年かけて気づいたノウハウなどが載っていて素晴らしいのだけど、一番僕が参考になった部分はコミュニティデザインの進め方というところだ。

 

 

これはすごい大事な部分で、地元住民を集めてたくさんのコミュニティを作ってもらい活動してもらうのだけど、どのような順序で行えばいいのか?どのようなことを知っておくべきなのか?など大変参考になった。

 

 

第一段階:ヒアリング、第二段階:ワークショップ、第三段階:チームビルディング、第四段階:活動支援、の部分は完璧に覚えて何回も読み直そうと考えている。そしてファシリテーションや事例についての部分は僕からすると「なるほど」、「そうなのか」など長年かけたノウハウや考え、気をつける部分などが書いてありすごい参考になった。

 

 

僕はこの本はKindleが出てなかったので紙の本で買ったのだけど、線を引きまくって読んだ(普段は線は引かないけど)し繰り返し読み返そうと思う。ほんと地方活性化に協力したい人は確実に読んだ方がいいのでオススメだ。

 

 

最終的にこのような活動が地域を活性化させる。みんなが生きがいを持ち、社会参加し、ゆるくつながり、だれも孤立させない社会にする。そのためにはコミュニティデザインが不可欠だ。そして地元住民だけで、どんどん新しいプロジェクトを発足させ、自分たちでもっと町をよくしていこうと思っている地域になることが望ましいと感じる。そのような地域が実現すれば、仕事もコミュニティから生まれるし、ゆるく繋がっているので、助け合えるし、相談相手もいるし、社会参加できる多様なコミュニティがある。

 

  

そんな地域ができれば若い人もたくさん来たいと思うだろうし、子育てなどもしやすくなるだろう。現代ではつながりがなさすぎて孤独な高齢者や子育て中の人も頼れる人や相談相手がいないという状況が頻繁にある。そんな社会は明らかに狂っているし、辛いだろう。

 

 

そんな状況を文句を言ったり、一方的に非難したりして全て国や行政に頼り切るのは僕は違うと思うし、実際に地元住民を巻き込んで活動していくことが望ましいと感じる。そうすれば、みんなが生きやすく、いきいきと生活できて、困った時は助け合える素晴らしい社会になるのではないだろうかと思った。

 

 

そのためには実際に努力は確実に必要だ。誰よりもその町のことを知り尽くし、実際に現場に行き、様々なことを体験し、地元住民や様々な活動をしている人と信頼関係を構築し、何が必要なのか?何が求められているのか?を聞き出し、みんなで話し合って解決していく。そして地元住民が自発的に「これやりたい」といったときに「いいですね」といい、実際に活動の手伝いをし、自分たちで活動することができるコミュニティをたくさん作る。

 

 

 

そのためにはたくさんの事例は誰よりも頭に入ってなくてはいけないし、様々なアイデアやウェブの知識、ファシリテーション能力、聞く力、人を巻き込む力、文章力、教える力、まとめる力、調べる力、組織化する力など様々な力が必要になる。僕はそのような能力を猛烈に磨いていきたいと考えている、というか確実に身につけるし努力しまくる。そして素晴らしい地域を作って、それをどんどん広げていきたいと思う。

 この本もおすすめです。

ビジネスマンにも大いに参考になると思う。他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!!

 

「学者は語れない儲かる里山資本テクニック」葉っぱビジネスで地方創生

学者は語れない儲かる里山資本テクニックを読んだ。著者は株式会社いろどり代表の横石知二さん。著者は徳島県上勝町(かみかつちょう)で葉っぱビジネスを行い、地域の高齢者を稼げるようにし、高齢者に出番と役割を与えることで、活き活きと幸せにし、地方の活性化に貢献した人だ。

学者は語れない儲かる里山資本テクニック (SB新書)

学者は語れない儲かる里山資本テクニック (SB新書)

 

 僕は事例としては結構前から地方活性化の代表例として知識はあったのだけど、少し前に見た、サワコの朝(土曜朝7時30分)でゲストで中尾ミエさんが上勝町の葉っぱビジネスを映画化した人生、いろどりの話や、高齢者の幸せなどについて話しをしていてすごい興味を持ったのと、僕も地域を活性化に関するする事業を行うので絶対に読んで損はないと思いKindleで買って速攻読んだ。 

 まず上勝町は徳島の山あいにあり、総面積の約9割が山林で人口は1700人余りでその大半が65歳以上の高齢者という小さい町だ。そこでは日本料理のつまものとして添える葉っぱの栽培、出荷、販売する葉っぱビジネスを行っている。70歳代や80歳代のおじいちゃん、おばあちゃんがタブレット片手に情報をやり取りして葉っぱビジネスを行い、中には年収1000万を超える高齢者も存在する。なので上勝町の高齢者はすごい元気でいきいきしている。

 

町の大半を占める高齢者たちに「出番」と「役割」があることで、以前には考えられないほど町の雰囲気は明るく元気になりました。体だけではなく脳もフル回転、「忙しゅうで、病気になっとれんわ!」「朝起きて今日は頭が痛いなあと思うとっても、仕事をしとったら頭が痛いのも治ってしまう!」というおばあちゃんもいます。

 

こういう町があるということは本当に素晴らしいことだし、僕も地方の町の理想像は上勝町をイメージしている。現代では、独居老人問題、孤独死少子高齢化などが問題になっているが、実際にそのような問題に的確にアプローチできているところは多くない。もともと僕はこのような問題に興味を持ったのは高校の時で、誰ともつながりがなく、話し相手がいない、頼れる人がいない高齢者が多いという現実をテレビなどを通して知り、やるせなさを感じ、そのような問題をどのように解決すれば良いか考えるようになっていた。

 

 

そしてその頃から一貫して僕が考えていたことは、ゆるいつながりを持った自発的な地域コミュニティーをたくさん作り、助け合いのセーフティネットを作ることだ。そして高齢者の人に対して、役に立っている、必要とされていると実感する仕組みを作ることだと考えていた。そのような仕組みを事業を通して作りだすことが重要だと考えていたのだけど、上勝町はまさに僕のイメージ通りだ。

 

 

これからの時代は介護や医療、福祉が重要になってくるというのは事実だし、介護人材などを増やすことは重要だろう。ただ、僕は高齢者の精神面の充実は見落とされている場合が多いのではないかと疑問に思っていた。

 

 

独居老人問題などで、頼れる人や話相手がいない高齢者が多いのも、簡単にいうと参加したいと思えるコミュニティーがなかったり、生きがいを見出せなかったりするのだろう。そんな人たちに、役割を与えてあげることが重要だ。

 

 

役割や生きがいがあればいきいきと毎日の生活にハリがでてくるし、元気になる。元気になれば病気になりにくくもなるし、健康寿命も延びる(昔読んだ本で、精神的に充実した高齢者は健康寿命が延びるというデータを見たことがある)。

 

 

そうすれば、医療費だって削減できるし、健康寿命が伸びれば介護が必要になる時期も少なくなる。まあ、一番は人生が楽しくなるし、精神的に豊かになる。自分が社会に役立っている、楽しい仲間がいる。地域で交流がある。そんな地域になれば誰もが助け合ってゆるくつながり幸せな地域になるはずだ。

 

 

そうすれば、若い人も移住してみようかなとか考える、やはり地方活性化には若い人は必須条件になるし、結婚して子供を産んでくれたりすればなおさら良いことだ。そして子育てだって助け合える地域にもなるし、相談相手もたくさんできるだろう(絶対に幼児虐待も減るし、子育てもストレスは軽減される、僕は幼児虐待に関して社会がもっととみんなで助け合おうみたいな雰囲気がないことに怒りを感じる、当事者だけを叩いたって変わらない、責任を人格のせいにしたって変わらない、人生はコントロールなんて絶対にできない、身近に相談やサポートできる仕組みを作らなければならない)。そのためには若い人が来たいと思えるまちづくりを行わなければいけない。

 

 

僕がこの本を読んでいく中で参考になった場所は、地元の重鎮に気をつけろだったり、地方あるあるをしっておく、根回しなしには進まない、信頼関係を作るなどだ。

 

 

何か解決しようと考えると必ず抵抗勢力が現れる。そのような抵抗勢力は地元で名誉や肩書きを持っている人だ。そのような人は出る杭を打つのが好きな人が多いのだそうだ。そのような風潮は地方などではあるらしい。そのような時に戦ってはダメだ。味方につけるしかないし、根回しはめちゃくちゃ大事だ。

 

 

僕も実際に活動していく中で、根回しはしっかりしていきたいと考えている。地域や町が本当に良くなる、高齢者の人がいきいきと幸せに暮らせる仕組みを作るという目標があるのならば、根回しくらいしなければならない。とにかく、地元の重鎮の話を聞きまくり共感し、役割を与え、あなたが必要なんです、とじっくり時間をかけて協力してもらえる体制を作るしかない。

 

 

今現在、世の中には自称地域コンルタントが山ほどいて、地元の人と交流もせずに、過去の事例だけを取り上げ、素晴らしく見せるような自己満プレゼンテーションをして、行政から金をもらい、さも成果が出たようにみせるコンサルタントも大勢いるそうだが、実際には成果が出ていないことは多い(今の時代に箱モノを作るとかおわってるからね、今の時代に箱モノを作ろうとか言い出す自称地域コンサルタントは信用してはいけないと思う)。

 

 

都会的な方法で効率重視で進めても地方の田舎ではうまくいかない。まず意識も違うし、風潮なども全然違う。なので、根回しだって必要だし、行政の職員の人たちともうまくやる必要があるし、地元住民とも交流をし、地元のことを知り尽くし、協力者を募らなければ問題は解決しない。まあ、僕もこのような活動は本気でしていくし、全力でやる。

 

 

とにかくこの本を読んでよかった。地方活性化したいとか、地方で事業を起こしたいなど考えている人は読んで損はないだろう。この本は本音で書かれていてすごい参考になった。

学者は語れない儲かる里山資本テクニック (SB新書)

学者は語れない儲かる里山資本テクニック (SB新書)

 

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脳はすごいと思う。

脳はすごいと思う。これから僕が生活していく中で実感した脳の凄さを書きたいと思う。これから書くことは実際に本を読んで事実を書くのではなくて僕が体験して感じた脳の凄さを書くので真実かどうかはわからない。

 

 

脳は情報を最強に集めることができるマシンだ。僕は何か興味を持つことや知りたいことを考えていると、自然に生活していく中で脳が勝手に情報を集めてくれる。本を読んでも知りたいことを読むと脳が自然に反応するし、人の会話でも知りたいことは聞こえてくるようになる。テレビを適当にみていても興味のあるキーワードなどはしっかり聞くし、記憶しようとしてくれるので脳は便利だ。

 

 

僕は何か好奇心が湧いたり知りたいことがあったときは、脳に意識させるようにしている。そうすると自然に情報を集めようと脳は頑張るので、読んでる本や過去の体験や関わる情報を脳は瞬時に思い出してくれる。そしてググって情報を集めようと考えるので、適切な情報を読んだり、本を買ったり自然とできるようになる。

 

 

脳はそんなふうな仕組みだと僕は考えているので、やりたいことを調べるることは簡単だ。単純に意識すればいいだけだ。脳にこれがこうやりたいんだけど、どうするか?と疑問系で質問すると脳は必死に考えてくれるのでアイデアや仮説をいろいろ考えてくれる。僕はいつもこの方法を自然と使っている。

 

 

それと何かこれをしたいという時は、僕は関連の本を数冊は読むけど、読んだ後に寝たり、時間が経つと脳が勝手に整理してくれるのですごい便利だ。何かアイデアが欲しい時もこういう問題を解決したいんだけど、どうしよう?と疑問系で考えていると脳がいろいろ考えてくれて、ハッと思い浮かんで教えてくれるので便利だ。

 

 

それと、これは僕の仮説だけど、実は脳には生まれてから今までの全ての記憶が全て完璧に蓄積されているのではないかと考えている。これは真実かどうかわからないけど、なんとなくそんな気がする。

 

 

よく巷で言われる、記憶力というのは覚えている記憶を無理やり引っ張り出してくる能力だけど、そのような方法で記憶を引っ張り出すには反復が重要だ。そし反復をして思い出す記憶というのは多分そこまで重要度は高くない。

 

 

 

ただ、不思議なことは、あるきっかけや強い好奇心などを持っていて、ハッとするときに思いもよらない昔の記憶や画像が脳に思い浮かぶことがある。そのような情報や画像というのは別に覚えようとしていないのだけど、たまに思い浮かぶ。そんなときに実は脳には今までの記憶が蓄積されていて、何か情報や解決の糸口を与えるために必要だと脳が判断した場合に過去の記憶や情報を与えるのではないだろうかと考えた。

 

 

そう考えると脳はすごい。だから脳はしっかりと使うべきだ。何か調べたいことがあれば興味を持って考えていれば脳は反応するのだから、すごい楽。ある意味、グーグル検索、情報の組み合わせ、過去の体験を思い出す、アイデアを発想することができる道具だ。だからうまく使っていきたい。

 

 

人の嫌いなところを探そうとすると脳は人の嫌いなところ大量に考えてしまうけど、逆に人の好きなところを探そうとすれば人の好きなところを大量に考えてくれる。

 

 

もっと脳を上手に使いこなしていきたいと思う。今まで当たり前に脳を使っていたけど、いろいろ意識していけばもっと素晴らしく脳を使えるのではないかと思った。それと誰もが脳という最強の味方がついている。やりたいことがある時に自分だけじゃ無理だと考えてしまうけど、脳をうまく使えばいい。脳の大きさなども人間でそんな差はないと思うし、たぶん自分がしたいことへの思いや意識の部分で差がつくのだと思う。だから脳をうまく利用してやりたいことをどんどんやっていこうと思う。

 

 

挑戦する脳 (集英社新書)

挑戦する脳 (集英社新書)

 

 

他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!!  

あの日読んだ砂漠という小説の西嶋のかっこよさをあなたはまだ知らない。

あの日読んだ砂漠という小説の西嶋のかっこよさをあなたはまだ知らない。タイトルがどこかで聞いたことのあるフレーズに無理やり似せようとしているけど限界だろと思うかもしれないけど、そんなことはどうでも良くて、砂漠という小説に出てくる西嶋のかっこよさを自己満で語っていこうと思う。

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

 

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

 

 正直、僕がいくら西嶋のかっこよさを語ったところで、やはり小説を読まないと伝わらないと思うし、伝えることは不可能だと思うので、単純に書きたいから書くし、ネタバレは当たり前で、西嶋にだけフォーカスしていく。これを読んでも内容はわからないだろうし、僕にとっての西嶋のかっこよさが伝わるかは謎だし、意味わかんねーよとなる可能性も十分にあるのでご了承ください。

 

 

この小説ではメインの人物が5人出てくる。北村(冷静に周りを見回す男性)、西島(ぶっとんでいてヤバいけどかっこいい男性、少しぽっちゃり)、南(超能力が使えて真面目な女性)、東堂(容姿端麗でクールな女性)、鳥井(盛り上げ役の男性)だ。これも僕が適当に印象を説明したので、ぴったりではないし、僕の記憶や感覚で書く。

 

 

この5人が初めて出会うのは大学の集まりなのだが、みんなが居酒屋でありきたりな会話などを楽しんでいるところに、西嶋が現れる。西嶋は遅れてきたのに、そんなこと気にもせずマイクを持っていきなり自己紹介を始める。

 

「数日前、千葉県からやってきたんですが、今日、遅刻したのは、隣のビルの雀荘で麻雀をしていたら、抜けるに抜けられなくなったんですよ」

 

 とにかく西島はこの後も、世界平和を願って麻雀で平和(ピンフ)という役を点数安いのに作ろうとしているのに、周りのオヤジ達が邪魔して俺を負かすのはおかしいとか、世界のあちこちで戦争が起きてるのに俺たちは何をしているんですか、とかアメリカはまた戦争をするのに日本の若者は怒らないんですか、とかジョーストラマーやラモーンも死んじゃったんですよ、だから俺たちが立ち上がるしかないでしょう。馬鹿な学生が引き継ぐしかないでしょうとか一人で喋り続ける。

 

 

実際には西嶋は喋り続けている間も周りの学生が失笑や不快感を示しながら、「帰れよ」とか「馬鹿じゃねえの」などの不快感を表している。

それでも西嶋は負けずに、その気になれば砂漠に雪を降らすことができるんですよとか、ニーチェの言葉を引用したりしながら熱く興奮して喋り続ける。

 

 

正直、ここまで書いて僕は西嶋のかっこよさが伝わるのではないかと思っているが多分伝わる人と伝わらない人がいるだろう。実際に現実でそういう場があれば間違いなく西嶋は嫌悪感を多くの人にあらわにされるだろうし、不快感や罵声を浴びせる人たちも多いことは容易に想像できる。

 

 

しかし僕はたぶん現実にそういう場にいたら西島に興味がわくだろうし、何かしら自分から話しかけたり、とにかくいろいろ語りたいと思うだろう。なんか僕は西島に親近感を感じている、僕は絶対に西島のような態度は取らないけど(取れない)、実際に会ったら確実になんかすごい奴だなと感じるだろう。

 

 

 

正直、僕は飲み会のような場でのあらかじめ全体のある程度の合意がわかっている話題だとか、くだらない自己紹介をしあって、探り探り、どうでもよい当たり障りのない話とか、明らかにいい人に見せようとする態度とか、相手を褒めたがる人とか、そういうのがだるいし、くだらないとかつまらないとか思ってしまうし、適当に相手に合わせて話すのも僕は時間の無駄だなとか感じてしまうので実際は西島の話を聞いてる方が楽しいと感じるだろう。

 

 

だから西島はなんかすげーよって思う。正直だし、堂々としているし臆さない、北村や鳥井、南、東堂などはそのことをわかっている。そこから西島たちはボウリングや合コン、麻雀、通り魔との戦い、超能力対決などの出来事を体験していく。

 

 

僕が印象に残る西島のことばを紹介しようと思う。

「そうやって、賢いフリをして、何が楽しいんですか。この国の大半の人間たちはね、馬鹿を見ることを恐れて、何にもしないじゃないですか。馬鹿を見ることを死ぬほど恐れてる、馬鹿ばっかりですよ」

 

 

西島は自分の無力さを一番理解しているが、それでも自分なりに頑張っているし、実際に努力して結果を出している。僕はそんな西島にものすごく共感してしまうし、たぶん似ているところがあるのだろう、しかもサンテグジュペリだとかニーチェだとかを西島は好きなのだが僕も好きだし、ロックを愛しているとこも似ていて親近感を感じてしまう(だから自己満でブログを書いているんだろう)。

 

 

しかし、西島はすごすぎるし、僕は読みながら、「おい、それはやりすぎだぞ、やめとけ」と何回も思ったし、明らかに僕とは違う部分はあるし、そこが西島の大きな魅力なのだろう。西島は独善的な部分もあるけど、愛に溢れているし、単に夢物語を語っているのではない。例えば西島は捨てられた犬の保護サイトを見つけてしまったら、後先考えずに犬を引き取りいって、東堂に飼ってほしいとたのんでしまうような奴だけど、でも憎めないし、なんかかっこいいと思ってしまう。北村からは他の犬はどうするんだ?みたいなことを言われるがその後の西島のやりとりも面白い(気になった人は読んでみてほしい)。

 

 

とにかく西島のかっこよさを示したかったのでけど、あんまりうまく伝えられない。とりあえず、最後に西島のことばを引用して終わりにしようと思う。別に名言ではないし是非砂漠を読んで流れをつかんでほしいのだけど、

 

「人に訴えても伝わらないんだからね、もう別の物に分かってもらうしかないんですよ。ピンフをね、何度も上がることで、こっちの本気度合いをしつこくしつこく、分からせるわけですよ」

 

 

この文だけ読んでもなんだ?って思う人も多いと思うけど、まあ別に僕はいいと思っている(すいません)。本文では三島由紀夫の話題からのこの言葉がくるのだけど、相当感動するし、すごい共感してしまう。やはり、西島のかっこよさを伝えるのは難しいなあと思うし、「全然わかんねーよ」とか、「こいつこの文書いといて適当にまとめやがって言いたいことわからん」とか様々あるだろうし、そもそもここまで駄文を読んで到達する人の割合が限りなく低いことも分かっているが、まあもしもいて、少しでも興味持ったら読んでみてください。

砂漠 (新潮文庫)

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 サンテグジュペリの本、星の王子さまもいいけど、人間の土地はほんと素晴らしいよ!

人間の土地 (新潮文庫)

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 他の記事も書いたのでよければ読んでほしい!!

 

ザ・ブルーハーツの素晴らしさと僕

僕の高校時代はブルーハーツとともにある(といっても数年前だが)。僕はとにかくブルーハーツが好きだった。もちろん僕たちの世代はブルーハーツを実際に見た事はない。ヒロトマーシーブルーハーツをとっくに解散してクロマニヨンズを結成して頑張っていたし、ブルーハーツは僕たちの世代では知らない人も多い。

 

 

 

ただ、やはり学校にはブルーハーツ好きはそこそこいたし、そういう友達と語り合う事はすごい楽しかった覚えがある。最近は僕はブルーハーツを全然聴かなくなってしまって数年前にものすごく好きで聴きまくっていた感情や感性を完璧に思い出すことができないのが少し寂しいが、これからまた聴きまくりたいと考えている。

 

 

 

僕はブルーハーツの曲は全て好きだけど、一番好きな曲を聞かれた時は「電光石火」と答えている。なぜ僕が電光石火が好きなのかというと全体的に好きなのだけど、友達に聞かれた時は「心の中のプラットフォーム」というフレーズだと答えていた。まあ、あんまり理解されなかったが、僕はそれでいいと思っていたし、満足していた。ブルーハーツの良さはそんなに簡単に表せるものではないと思っていたし、単純ではない。


THE BLUE HEARTS 電光石火

やはり僕の世代ではブルーハーツをしっかりと聴いている人たちはそんなに多くなく男ばかりであり、女性たちはブルーハーツを知らない人も多かったし、やはりミスチルなどには話題性などで負けてしまう。

 

 

よくある高校生の話題で好きなアーティストは何?的な会話があるが、僕はいつもブルーハーツだと答えていたが女子から聞かれた時はどうせわからないだろうし、理解されないと思っていたし、その後の会話でチグハグな気まずい感じになるのが嫌だったので、結構好きだった「ゆず」だって答えようか悩んでいたこともあるし(ブルーハーツの説明するのが面倒くさいし、定番の曲を説明したり、CMでやってるあの曲だよとかだるい会話になる)、ブルーハーツと答えずに「ゆず」だと答え自分の心情に逆らってしまって後悔したこともある。

 

 

 

やはり僕らの世代でブルーハーツを好きでいるということはブルーハーツ世代の人とは覚悟が違うのではないかと思う。高校でもすごい仲良くなる友達というのはブルーハーツをよく聞いていたし、マイナーな曲をよく知っていた。やはり本当のブルーハーツ好きはマイナーな曲をこよなく愛すべきだし、歌えなくては話にならないのではないかと思う。

 

 

それとブルーハーツ好きの情熱は伝わるのではないかと思う。僕の周りの友達はブルーハーツをよく聞くようになったし、共通の話題になっていた。しかし、中にはブルーハーツの良さがわからない人もいる。もしかしたら女性にはわからないと思う人も結構いるのかもしれないが、男でも僕らの世代だと良さを理解できない人も少なからずいた。

 

 

 

ブルーハーツは若い人が聞く曲ではないと僕は思う。心の内に熱い情熱を持っている人が好んで聞く曲ではないかと思う。ブルーハーツの曲は幼稚でもないし、わかりやすく単純なものでもない。そんな簡単にブルーハーツの良さを簡単には説明することはできない。

 

 

ただ、なんかすごい夢中になるし、熱狂するし、本当に素晴らしいのだ。他人でもブルーハーツが好きだとわかると親近感がわくし、ブルーハーツ好きにそんなに悪い人はいないと思う。ただ、ブルーハーツを好きだという人に好きな曲を質問したときに定番のメジャー曲をいってくる人は本当にブルーハーツの良さをわかっているのかは謎だ。僕はそのような人には他にもいろいろな質問をすることで本当のブルーハーツ好きなのか見極めていた(もちろん他の曲も知った上で定番曲が好きなのならいいと思う)。

 

 

とにかくブルーハーツはカッコイイし正直でロックでとにかく僕の心にダイレクトに響くし、たくさんの影響を与えてくれた。僕は今ブログを書きながらYoutubeで(僕の愛用していたipodtouchがある日突然ぶっ壊れたから)ブルーハーツを聴いているが、正直書くことに集中は全くしていなくて曲に集中しているが、やはり素晴らしいよ。

 

 

正直、数年前のあのころの心境には今はほど遠いし、本当に言いたいことは言えていないのだけど、これからブルーハーツを聴きまくって取り戻していきたいと思っているし曲を聴きながらあの日の感動が蘇ってきているのがわかる。もちろんハイロウズクロマニヨンズもいいのでオススメだ。クロマニヨンズはぶっ飛びまくっていて面白い曲も多いし聴いたことない人にはおすすめです。

 

一応定番の曲だけど、女性でも誰でもブルーハーツの素晴らしさを少し理解するのにおすすめの曲を紹介して終わりにしようと思う。青空。


THE BLUE HEARTS - 青空 (Aozora)

 

THE BLUE HEARTS

THE BLUE HEARTS

 

 

他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!! 

 

理想が高い人に思う事と、どう生きるか

理想が高いということはしんどい。しかし、理想が高いことが悪いことではないと思うしむしろ良いことなのではないかと思う。だけど、理想に近づくには小さなことから始めて順々に大きくして理想に近づけなくてはいけないのだと思う。

 

 

 

僕自身も理想が高すぎて、しんどくて理想に関して世の中と折り合いがつかなかったし、周りの人とも折り合いがつかないことが多かった。理想が高すぎる人は折り合いをつけるとか、少し妥協するという考えがものすごく苦しいし辛すぎる。

 

 

よく世間では「若いころは理想が高いものだよ」というのを聞くが、それは少し違うのではないかと思う。モラトリアム期間などは自分探しなどが流行ったり、暇だったりするので、理想を持って熱く語ることなどは多いのだろう。

 

 

ただ、若い時に理想を熱く語っている人たちの中には、時間が経つにつれ、理想を語らなくなったり、小さくなって理想を語っていた日々がなかったような面影になる人も多いのだろう。こういう人たちを世間では「若いころは理想が高いものだよ」という人の典型なのだろうが、僕はそんなもの理想ではないし、嫌な言い方をすると、ただの暇な期間のかっこいい寝言なのだと思う。

 

 

環境が変わったり、長い年月が経ったくらいで理想を語らなくなったり、妥協するような人はそもそも本当の理想など持っていないと思うし、一時に熱く語って忘れるようなものは僕は理想とは認めるつもりはない。

 

 

なので本物の理想が高すぎる人というのは、自分に正直に妥協することも、うまく折り合うこともできない人なのだと思う。しかし、そういう理想を持つとしんどすぎるし、自分に期待しては絶望したり、自分を苦しめてしまうことも多い。

 

 

そして、そういう人に他人からの理想に対するアドバイスというのは効き目がないし、同じ心境の人ではないと分かり合えないと思う。なのでしんどくて絶望感を抱いている人もいるだろう。

 

 

僕は結局そういう人は理想に近づくことを小さいことから今すぐ始めることしかないのだと思う。初めはそういう考えに馴染めないし反発してしまうと思うけど、結局いくら理想があったところで行動を起こさなければ何も変わらない。いくら途方もなく長い道のりになるかもしれなくても小さく始めなければならない。

 

 

だってなぜ僕たちは理想を語るのか?それはたぶん変えたい部分だったり、おかしいと思う部分を変えたいと思うからではないか?はっきり言うが思っているだけじゃ何にも変わらない。語っているだけじゃ何にも変わらない。それは歴然とした真実だ。不満を言っているだけじゃ変わらない、他人を攻撃したって変わらない。理想を語るのであれば、語って自己満足して、自分はすごい人間だなんて酔いしれてはいけない。

 

 

理想を語るのであれば、理想を叶えるために小さいことからでもいいから行動しなければダメだ。理想が高い人は大きなことから始めなければいけないと思ってしまうけど、そう考えると行動するのがしんどくなってしまうし絶望してしまうだろう。ただ、物事は初めは本当に小さなことから順々に大きくなっていくものなのだ。

 

 

だから始めなくてはいけない。自分を救うためにも小さなことから始めなくてはいけない。いくら優しい他人が優しい言葉をかけたり、愛情を示してくれたとしても、自分は絶対に救えない。だから理想が高すぎる人は自分を救うためにも理想に到達するためのことを今すぐ始めればいいのだと思う。

 

 

始めてみれば活き活きしてくるし、確実に理想に近づいてくると思う。そして活動を開始するにあたって、覚悟を決めることが大事だ。新しいことを始めると、大体の人は反対してくるものだ。でもそれはどうってことはない。「現実を見ろ」「それは無理だろ」といってくる。しかし、そんな実態のない戯言に耳を傾けてはいけないし、そんな言葉で諦めてしまうのであれば、自分の理想はそんなちっぽけなものだったのだと理解したほうがいいだろう。

 

 

世の中には現実主義者と理想主義者がいるが、前にテレビでやってたのを見たら、男性は理想を考え、女性は現実を考えやすいという性質があるらしい。ある程度そういう特性はあるといえ、現代は現実主義者ばっかりなのではないかと思う。

 

 

そして理想も持っている人は何か浮世離れというか、現実的でないみたいな印象を持っている人も多いと思うし、そういう風潮は僕は嫌だけど仕方がないと思うし、理想を持っている人の理解者はそんなに多くない。

 

 

まあ、世の中そんなもんだし、現実主義者はお互いに現実的に楽しく暮らせばいいと思うし、理想主義の人はそういうのを受け入れるしかない。そして理想を持って行動をしている人を白けて見てくる人などは、適当に受け流すしかない。残念ながら世の中はそういう人の割合が多いことは普通に生活していればわかるがそれも受け入れることだ。

 

 

必ず、本当に理解し合える人というのは、行動を起こしていけば会えると信じるしかない。そうやって必ず何かしらの希望を抱いて生きていけばいいのではないだろうか。そして理想を持って何かを成し遂げた人も誰もが初めは理解されないものだ。しかし、自分を信じ続けて希望を抱いて行動し続けていけば、何かを成し遂げても、途中で終わってしまっても本当の理解者とは出会えるのではないか?と思う。というか人生はそういうふうにうまくできていると僕は信じている。とにかく理想が高いことはいいことだと思うので、自分を信じて希望を持ち小さなことから今すぐ始めればいいのだと思う。

 

 

 理想が高い人へのおすすめ本です!!僕の好きな吉田松陰、理想が高くていろいろ考えた人は吉田松陰は絶対読んだ方がいいと思う!!

覚悟の磨き方、この本すごい良かった。吉田松陰の入門とかでもおすすめできる。

この本は、誰よりも熱い幕末の天才思想家、吉田松陰の名言を心、士、志、知、友、死という項目に、ふさわしい松陰の言葉を列挙している本だ。とにかく、この本を僕は読んで感動したし、志の大切さを改めて思い知ったし松陰を大好きになった。世の中の人や特に経営者はなぜか坂本龍馬ばかりを支持していて(坂本龍馬はすごいし、尊敬するけど、僕にとっては松陰かなあ)、どいつもこいつも同じだなあ(龍馬ファンの人すみません、僕も龍馬大好き)と思っていたのだが、この本を読んで吉田松陰は型破りで異端で正直で一生を通して自分を貫いたところがカッコいいと思ったし、松陰を知りたいと思う人のきっかけに良い本だと思う。

 

他にも記事を書いたのでよければ読んでほしい!!